2009/08/01

旅をしよう


今日のバイトは、ちびっこ生徒たちを連れて美術館に絵本の原画展を観に行きました。
とても計算されたヘタウマが、絵描きの先生方と「すごいね、この人」としきりに感心するばかり。あの、下手さ加減を一定のレベルでコンスタントに描けるって、技術だと思う。実際に、彼のスケッチは美しかった。旅のスケッチ集が良かった。
何より良かったのは、オレンジの色使いと、この人の描く「模様」が面白かったなー。

旅をたくさんしている人だねって、みんなで話していたんだけど、旅、それも異国の地はそこに行って体感しないとダメだなーって、旅をする都度思っていた事。そこの空気と匂いと、味や言葉は、それらを体感して初めて彼らの文化や歴史をほんの少し「理解する」事が出来る気がする。語学を学ぶ時は特にそれを思う。そこの風土を実際に知らないのに、一生懸命会話を勉強したところで教科書文章を覚えても、生きた言葉はわからない。ジョークなんてもってのほか。
おっと、ジョークに関しては another storyなので又の機会に。

旅は、その土地の「色」を強烈に感じる事が出来る。私は美術館めぐりは興味ないけど、建築探訪が好きなのは、そこでしか体感できないモノがあるから。なんでそれがその土地に出来たのかって、風土や人、環境、味覚等々が一緒に体感できるからね。例えば重慶飯店はインド人とすれ違ってはじめて「あぁ、だから香港なのだ」って、そこにある意味を感じる事が出来る気がする。

おっと…抽象的思考全開だ!!!

ま、とにもかくにも「やっぱり夏はギリシャで過ごしたいなー」と、ギリシャの刺すような日差しとヂリヂリした熱風の街の中を歩き回った事を思い出したひと時でした。

ギリシャ、めちゃめちゃ暑くてすんごくいいよ。
香港のジットリした重たい空気も良いけど。