2006/12/30

羊展終了しました

長いようで短かった羊展、終了しました。

たくさんの方にご来場(ご来店?)いただきまして、ありがとうございます。


今回はいつもの販売を前面に出したものとは少し趣向を変えてみました。あれ?と、思う方もいらしたみたいですが、たまにはこういうのもやらせてくださいよ(笑)


搬出の後、お店の常連さんたちと忘年会。

昨年も忘年会(?クリスマス会?)に参加させていただきましたが、なかなか体験することのないタイプのもので、笑いをこらえるのに一苦労。お金のかからない盛り上がりに、シワの数も一気に増えたもよう。(笑) オーナーをはじめ、常連さんにはいつもお世話になっております。ありがとうございます。


さ、次々!

一枚、幅広マフラー間に合うかしら? がんばろ~。

2006/12/27

29日まで

羊展は29日の夕方までです。

その後は、1月2・3日にぱさぱさ雑貨店(作品展)が三島市で開催されます。
その後、ネットで期間限定で販売をしようかと思っています。

日程は未定ですが、1月中実施予定。
(ただし、何が出品されるかは全く未定)

2006/12/15

羊展の羊


今回の羊は顔がありません。理由があります。時間が無かった・・・というのは嘘で、ただ目的が違ったからなんです。

今回の“表向き”のコンセプトは『スコットランドの島の羊が居る風景』。(裏のコンセプトは単なる比喩) それは、風景でないといけないんです。だから、羊に顔が付いているとかわいくなってしまうのがちょいと、私の中でゆるせなくてですね、顔はつけなかったんです。

右の写真はスコットランドの北西にあるハリス島というところの風景。 前面にある不思議なグリーンは苔で出来た湿地です。湖は(この写真では小川)この苔が切れたところにいきなりボン!とあるので、湖畔にたどり着くまでは長靴でないと結構厳しいです。 この苔のグリーンはまるで園芸用のミズゴケで、そこにはモウセンゴケのような食虫植物や綿毛がかわいいワタスゲがたくさん生えています。

羊はそこをウロウロしているのです。

よく、足がはまらないな・・・とも思えるのですけど。

ちなみに、この苔が何千年も堆積して泥炭となります。ピートと呼ばれています。人々はそれを四角く切り出して、右の写真のように積んで乾燥させ、暖炉で燃して燃料にします。これが煙たいのだけどいい匂いなのよね。
そんなイメージの今回の展示。




2006/12/04

あちこち

制作日記が怠っているのは、制作に身が入らないから。
ありゃりゃ・・・

ものすごい勢いで、周りで個展・2人展が開催中。
ジッと家に腰を落ち着けられない日々です。 とはいえ、やらないといけない。。。

次の作品展は珈舎さんでの羊展です。羊たちがわらわら登場予定。

ウールクラフト作家という肩書きにしてみましたが、どんなもんでしょう。そろそろ何かに集中させるべき?とも思うけど、羊はやめられない。(笑) 

毎日、baaa baaaaと草を食みます。

2006/11/25

フエルトボール


今年はフェルトは作成しませんでしたが、子供向けワークショップにてフェルトボールを作りそれをオーナメントに。
子供達、こういう作業って結構はまるのですね。
みんなで大興奮。

2006/11/23

koko Kaltio.



プレオープンのお知らせ

キャンドル・クラフト kaltio./ ここにある灯り展
2006.12.10(sun)~12.17(sun)
11:00~19:00(最終日~17:00)  

冬の寒さが深まる時、そばにはぽっとやさしい灯り。  

koko kaltio.  静岡県富士市厚原1191-1
http://kaltio-rousoku.cocolog-tnc.com/
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友人のキャンドル作家のKaltio.さんの個展です。 
プレ・オープンとなるこの作品展は、年明けより工房兼ショップ(コーヒーも飲めます)がスタートするのですが、そのご挨拶展のようなもの(と、私が勝手に判断)。  富士山のすぐ麓です。

お問い合わせは コメント欄に書き込みか、メール でお願いします。

サンプル縮絨

あぁ、サンプルでよかった・・・。
ココまで縮むとは思わず。。。
しかし、さすがにココまで縮むと厚みがボワっとでて、ずっとずっと作ろうと思っていたブランケットに限りなく近づいている! これか~、って感じ。
慣れていくしかないのかしらね。

それはそうと、このチェックはほんと好きな柄になりました。

2006/11/21

茶チェック

タータンチェックではないけれど、普通の、ゴクゴク普通のチェック。
そして、茶色とベージュ。 最高に好きな組合せ。

縮絨であまり縮みませんように!

2006/11/19

退き返してます


靴下作成中。

引き返し編みは、ばっちり理解できるようになったのでかかとに穴は開きません。だてに何足も編んでいなかったわと、ニヤニヤ。


子供用です。
大人用は長いこと脳内計画中。いつか靴下展をぜひ、ぜひやりたいと思っている。編みこみがたくさん入っていたり、縄編みだったり、モコモコしていたり・・・夢はふくらむ♪
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キャンドル職人(笑)の友人BLOGにて「多謝のウール展」の告知が出されました。
(いつもありがとう、感謝しています)

2006/11/09

これも好き


前冬もそうだったんだけど、白は苦手でも青とは組み合わせたい気持ちはある。
子供の頃にはいた、タータンチェックのスカートのイメージで作りましたがこれはタータンチェックではありません。私流グラデ・チェック♪
縮絨したら絶対にかわいいだろうな~(自画自賛と親ばかを足して2で割ったみたいな感じで・・・)

2006/11/04

毛羽立ち




前回に引き続き、ちょっと英語の練習。




この写真は前回の布を縮絨した後のもの。スクエアの部分がもっとギュっと縮まって、そして毛羽立っている。毛羽をFuzzy とか Fluffというそう。毛羽を立たせる行為を「make fluffy」。”毛羽っぽいものを作る”。そんな感じ。






2006/11/02

四角形

四角形を英語で書くとsquare(スクエア)となる。
これ、覚えるときに「すくあ~れ」って頭の中で覚えていた気がする。Orangeを「おらんげ」だったり、Todayを「とだぁ~い」みたいな。

ちなみに、このスクエアたちは平織りという織り方で織られています。平織りはPlain Weaving(プレーン・ウィーヴィング)です。最もシンプルな織りなわけです。 きれいに並んだ縦糸を一本置きに上・下・上・下と横糸を通します。2段目は1段目と逆に上・下・上・下です。3段目は1段目と同じ。 このように、最もシンプル、これ以上の省きようがない基本的な形という事で「プレーン・ウィーヴィング」。
スコティッシュ・タータンといえば綾織ですが、基本は平織りがすき。だけど、タータンなどのチェックを平織りすると目がチカチカします。 織りって奥が深いなぁと思う瞬間。

パウンドケーキやクッキーはプレーンが好きです。
粉が大好き!ってわけじゃないけど、すごくシンプルな粉にちょっとお砂糖とバターを入れただけのクッキーとか、粉が焼けた香りと味だけで大満足。必要最小限の美だと思う。
ほんと、美味しくて大好き。

だけど、私の部屋は必要最小限で納まりきれない。
そんな私は物欲のかたまり。。。

2006/10/25

フライヤーできました

相変わらず手作りしています。
いいかげん印刷屋さんを使えばいいのに? とは思いますが、ちびちび変更を加えたがりの私のこと。自作自演で4649~っ。
(妙にハイテンション・・・)

はがきサイズに印刷し、それを半分に折ったものです。
この裏に作品展の場所や日程が書かれています。
WEB上で確認されたい方は多謝Textile、またはhalさんホームページまで。

フライヤーをご希望の方はdo-ze@hotmail.comまでメールをよろしくお願いいたします。

2006/10/16

英国風味

作品展のテーマを考えるときというのは、BLOGのタイトルを決めるのと結構似ている気がする。
まず、内容が決まり、それを要約するかのような短い言葉を見つける。それがタイトルとなる。 タイトルやテーマを先に決めたら、それは「課題としてのテーマ」となってしまいそうでコワいのだ。

今回、本格的に織り(もちろん紡ぎも!)を再開し、黙々と本能の赴くままに制作を続けてみたら相変わらずの地味な色合いの布が見えてきた。それは私の中での“英国トラディショナルTextile”であり、“英国traditional的スタイル”でもある。(ここは笑うところです)

そんなわけで、英国風味な作品たちが登場です。

2006/09/23

模様替え・・・できず。

いい季節になりました。
と、同時に追い込みシーズン到来です。

雑然とした私の工房風景。どうにもこうにも狭いのだけど、狭いながらに作業は可能です。
先日、陶芸作家さんのお宅にお邪魔する機会がありました。普通の部屋の中で作業をしているとは聞いていましたが、ふすまを開けてびっくり。工房だぁ(当たり前の感想です)。
そして、ほかに驚いたことが本人は雑然としているといっていましたが、何を何を、とてもきちんと整頓されて、そして、次の作業工程を待ちわびる作品たちが山のように並べられていました。どうも、私はそんな作業場風景が好きです。工場見学とかも結構すきなのですけど。 イマイチ自分の工房のあり方に納得が行っておらず、もう少し使いやすくならないものか・・・といつも考えているのだけど、それより作業を優先して模様替えを後回しにしてしまいます。
そうこうしているうちに、まったく余裕の持てない時期がすぐにやってくる。

落ち着いて、集中して考えたら時間を上手く使えるであろうに、ほんと焦ってばっかりの性格。落ち着きがないとも言う・・・。
たぶん、来春までこのままで行くことでしょう。

ちなみに、機(はた)はこの写真の左側にあります。

2006/09/19

それは、言い訳・・・


この毛を色分けしています。(結構大変な作業なのね~)

2006/09/01

サンプルを縮絨





前日のストライプと同じ縦糸のサンプルを縮絨してみる。
毛羽立つかんじと密になる感じは程よいのだけど、このウールは外套用だと思う。私の紡ぎ方云々よりも、もともとも結構堅い毛だったので、これが限界なのね~と気が付く。
手提げとかあったら、可愛いかも!

2006/08/31

ストライプ

茶色と茶色の間隔は2cm。
1cmあたり5本で計画されています。 ただし、これはまだ途中経過。
織りあがったものを縮絨(しゅくじゅう)という工程を経るとその糸の密度が上がるだけではなく、糸の繊維自体も肩の力を抜いて、繊維同士が柔らかく絡んで初めて「布」の表情を見せます。
その違いがどれほど面白いかは、作業している人以外にも感じるかどうかは謎ですが、作業をする側の私にとってはいちばんワクワクする時かもしれません。

チェック好きの私は、ストライプというものにそれほど興味はありませんでしたが、作ってみると結構楽しいかも、と思えるようになりました。これも、私の中の興味の範囲が広がった(=人間的にも幅が広がった)と認識しています。

やっと時間が出来た。
リミットまでもうすぐ。だけど、楽しんで作業をしている。

2006/08/19

そして白


今回はテーマが白と言うことで、ホンノちょっとだけ真っ白ではない白に染めたのだけど、言われなければわからないかも・・・。漂白したような白はちょっと気恥ずかしいのでそれを脱却程度です。
人生何事もそうなんだけど、ホンノちょっとの努力が効果を表しているのか、いないのか?かなり疑問なところだけど、それでも最終的にそれが「私」になる。だから、自分のした微妙な違いと言う努力は、結果的に次へ進んでゆく。

2006/08/08

冒険

オーソドックスなのもいいけれど、こういうのもたまにはいいかなって。

これは機掛けの段階。
私は綾返ししないのよね。。。

2006/08/06

既成糸

ウールの場合基本的には、糸は紡いでいますがモノによっては既成の糸を使うこともあります。
既成の糸と言っても、織りの為に作られた紡績糸です。
ハリスツイードの工場で、紡績されるまでを見たら面白くて自分でもツイード調の紡績糸(単糸)を使い始めました。知らないものと出会う、新しい発見をする、挑戦してみる・・・こうやって、徐々に自分のものとして吸収されていく気がしました。

今まで「白のみ」って、好みと違ったから使うことはほとんど無く、今回は初の挑戦。とはいっても、まったくの真っ白はやっぱり出来そうにありません。

スコットランドと並んで好きな国はギリシャです。
どちらも荒涼とした大地に青い海なんです。
そして、どちらの国旗もしろと青。
自分でも無意識に白+青の組み合わせって選んでいたりします、似合わないのに。(笑)

2006/07/23

負傷中

私、ただいま右手を負傷中。
負傷といっても見えない内部でのお話。尺骨神経というものが右肘の中で傷ついてしまっており、その痛みは右小指方面手首から末端にかけて激痛となってあらわれています。
春にも一度なったんだけど、処方されたビタミン剤ですぐに治ってしまいました。すっかりそんなことを忘れていたら、再びその痛みが襲ってきて、最近始めたデスクワークのバイト中「もしや、手が動かなくなるのでは?」みたいなことに。

再びビタミン剤を処方していただき、飲んでいるのですけど・・・これ、ただ神経細胞を再生させる能力のあるビタミン剤なんです。気長に治していきましょうと言われたけど、腕は私の商売道具。内臓疾患も生活のうえでキツイけど、負傷もそれ以上に厳しいです。
本当は疲れを忘れてガンガン作業をしたいのですけど、そういうわけにも行かず。

かなり凹んでいます。

    **************************

ひじをピンポイントでぶつけると、手首のほうまでグワ~ンってしびれて、しばらく手が動かないってことが過去に何度かあったんだけど・・・もしかしてそれが原因なのかもしれないって思い始めてきました。

おっちょこちょいがバレてしまう。
治ったら、がんがん行きますよ~。

2006/07/03

毛糸が出来るまで part2



先日の紡いだ糸を、撚り合わせます。 写真を撮るために、変な角度で糸を持っています。

拡大するとこんな風。
縄を撚るのと同じで、2本あわせたものは単子で作ったものと逆側に撚ります。

ニット用の糸、もう止めよう、止めようと心に誓ったはずなのに・・・喉元過ぎるとすっかり忘れてしまうのが人間のおろかなところ。
この労力、次へ進めたいのだけど・・・まじで、まじで。

2006/07/01

毛糸が出来るまで

制作日記とは名ばかりな日々が続きました。
なので、ちょっとそれらしいことを・・・(ニヤリ)

ニット用の毛糸を作っています。
えーと、どんなものでもそうだと思うのですけど、制作手順、作業方法など100人作家が居れば100通り・・・と言うことで、ここでは私の方法。(変だよ、それ?とおっしゃる方もいると思いますけど)


ローラッグ
羊の毛を解毛し、カード機という繊維の方向をそろえる(&ゴミも落とす)機械を通した後、それをローラッグと呼ばれるイモムシのような形に形成します。




紡ぎ
ローラッグを紡ぎます。昔の足踏みミシンのように、足でパタパタとペダルを踏むと大きなホイールが回り、その動力でボビン(糸が巻かれている部分)とフライヤー(フックのような金具が付いている部分)が回転し、それによって繊維に撚りが掛かります。
この動作を文字で説明するのは難しいっ!



木枠に巻く
私の糸車は、ボビンの取り外しが容易ではありませんので、いちいちこんな木の枠に巻き直します。骨董屋では結構なお値段で販売しているこの木枠、私たち織り手には普通に小道具として使用中。
ここでは、単糸(1本撚り)としての糸が次の作業のために待ち構えている状態です。

続きは、またその作業に入ったら・・・

おたのしみに。

2006/06/09

candle night



2006年は6月21日が夏至で、一年でもっとも太陽の出ている時間の長い日になります。

キャンドル作家の友人Kaltio.さんが、静岡県富士宮市で個展を開催中です。
100万人のキャンドルナイトのHPに全国で行われるキャンドルイベントマップがあるのですけど、そこにも掲載されていました。

もうすぐ夏至なんだなって思ったら、暑い真夏はこれからなのに、今年も半分終わってしまうのだと言うセンチメンタルな気分になってしまいました。
子供の頃から夏至は冬至よりも何百倍もワクワクする一日。夏の短い北欧ではお祭りが開かれます。

私も夏至の日は家中のキャンドルをかき集めてキャンドルナイトを実行しよう!と思ったけど、そこまでやると逆に二酸化炭素の量が増えそうなので、数個にします。

http://www.candle-night.org/home.html
100万人のキャンドルナイトHP

2006/06/02

冬の準備

西のほうではもう入梅したと言う情報をキャッチ。
あっという間に夏が始まってしまいます。

夏が始まる前にしなくてはならないことがあります。
そして、夏が終わったらすぐに冬の準備が始まります。

焦る必要はないと思っていますので、じわじわと自分らしい形で歩んでいこうかなと。
今後の予定は8月、11月ぱさぱさ雑貨店。12月珈舎展。

2006/05/30

集合体



布とは、繊維の集合体がある規則にしたがって構成されたものである。

・・・と、言うことが判る写真たち。
上はシルクの糸で織った布。シルクの繊維は直線的なんです。
下はウールの布(ハリスツイード)。ケンプと呼ばれる硬いひげのような繊維がピンピンと出ているのが見えます。そのほかに、ウール繊維がより合わさって立体的な糸が作られているのが判ります。

そんなマクロの世界がたまらないのです(笑)

2006/05/17

冬を想う

春の作品展が終わり、まだ夏が控えているというのに心は冬に飛んでいます。
そして、私が冬を迎える前に、冬支度を依頼されているわけです。まずはそこから。ようやく本腰を入れる準備ができました。

Harris Tweedの布も何とかせねば。
眠っている布たちを生かす事も考えないといけません。

日本人はお肌が繊細だと思います。日本人がという言い方は、他のアジア人がウールについて話しているのを知らないので「アジア人」と言えないのですが、いずれにしても欧米人はどちらかというとお肌が頑丈な気がします。(化粧品を例に挙げても、それは明らかです)
たとえば、ハリスツイードなどはスーツや帽子等に多く使われている布ですが、たしかにゴワッとしています。使い込んで、硬い毛がぽろぽろ落ちて、柔らかい毛だけになったとき本来のツイードの良さが発揮されるのでしょうけど、日本人の感覚では、今やわらかいものが素晴らしい的な感がある気がするのです。長く使うことを前提にした布であり、流行で1シーズンだけでサヨナラするには良さがわからないし、そのような消費社会にはなかなか受け入れられないものだとも思います。

それと逆の発想が、お花。
丁度今、シャクヤクのシーズンです。私はあの紙で作ったような大きなお花が大好きです。そして薔薇も、可憐な一重の野ばらも好きだけど、オールド・ローズのゴウジャスな物も大好き。 
・・・えぇ、過剰装飾の世界は私の憧れ。
お花屋さんに並んでいる薔薇やシャクヤクは蕾のものが通常です。でも、昔聞いたイギリスのお話は一番美しく咲いている状態のものを花束にするそうです。一番美しく咲いているお花たちを、「いま」あの人に届けよう、というのは素敵な気がします。

お花屋さんでバイトしていたとき「八百屋さんと同じで、生ものだからね!」といわれたのを思い出しました。

2006/05/12

ぱさぱさの品



現実逃避の甚だしい私・・・
とりあえず、こんな感じ。
完全なるタータンは断念。ってか、くどくなるし(笑)



ほこももらのこんな色のハンカチ持っているなぁ(笑)といった、ラブリー針刺し。 (もしくは、お饅頭オブジェとも言う)



そして、羊ちゃんたち。

2006/05/04

シルクのマフラー


おそらく、私はもさもさしているものが好きなのだ。
つるリンときれいな糸にどうしても惹かれないのは、そういうことだ。
このベージュと白の糸もシルクなのに「綿?」なんていわれたけど、首に巻いてちょーだい。軽いから!


そして、無地はやっぱり回避され(笑)ここでもチェックが採用されます。
もう、いちいち言わなくても多謝といえばチェック、ってなくらいに突き進みそうです。 
 
マフラーというと、どうも冬のイメージがあるのだけど、スカーフとマフラーの違いってなんだろうと考えます。
●マフラーは分厚くて防寒用襟巻き。
●スカーフは薄手のおしゃれ用襟巻き。
どちらも襟巻きだよな(いま、襟巻きだなんていわないか?)

私の作るものはどっちでもいいです。使う人が好きに使ってください。
だから、マフラーってことで(笑)
(ほら、イギリスでセーターをジャンパーって言うみたいなものよ)

2006/04/28

綾織もあり。


よくあるガラ紡の布巾って平織りよね。
綾織だと縒れ易いのかしら。でも、私はふわふわが良いなぁ・・・ということで、いろんな柄を作ってみようと思います。

で、布巾になるのかというと?
布巾でもよし、ハンカチでもよし、大き目のコースターでもよし。(19×19cmのサイズ)
最終的に手にした人が、好きなように使えば良いと思っているのであまり限定はしたくないです。

それにしても、このガラ紡ってガサばっかりあってすぐに糸がなくなる。糊付けて糸が細くなっている状態なのに・・・ねぇ。ぱりぱりして紙を織っているようです。

2006/04/26

ガラ紡
















ここ数年、ガラ紡の名前をよく聞く。
以前さんざん使っていた素材のひとつで、綿の短い繊維で甘撚りになった糸。よく、じゅうたんなどの押さえの横糸で使うと聞いていた。(あれ、それは結束糸かしら?
で、最近では布巾だとかに使われているらしい。
確かに、やわらかくて使いやすいかもね。

ということで、いくらか在庫のあるガラ紡糸を使ってみようと思い、とりあえず糊付けをする。
(私の糊付けは自己流なので、大きな声じゃ言えません)

高級なものは無農薬の綿花で作られているらしい。
それを求めたとしらら、かなり大変だわ。無農薬栽培の綿から作られた材料としての綿糸ってあるのかな?聞いたことないけど。

2006/04/19

私流の春


春ものと言いつつ、ピンクや黄色などのかわいらしい色使いが自分自身に似合わないのです。
というわけで、春なのは素材のみ・・・笑

シルクなんです。
いつものウールのようなちょっとモサっとした感じだけど、ざっくり、あっさり。

タータンにはしませんが、やっぱりチェックははずせません。
タータンチェックを縦糸だけで見たときは、単なるストライプです。そこに、同じ配列で横糸を織り込んでいくとタータンチェックに仕上がります。
近頃では著作権や商標うんぬんがとてもうるさくなっています。
タータンの世界でも同じで、やはりあれらは家紋。地域の証。勝手に使うこと(流通物としてということでしょう)は、すこし神経質にならないといけないということです。当たり前のことなんですけど。だから、私流のタータンチェックも、これから開発していかないといけませんね。 それも、また楽しいのよ。

2006/04/06

そのまたその後

いいかげん、泣きが入っています。
どこまで行けば良いのだろう~

2006/03/31

シルクその後



コツは掴んだものの、やっぱり大変な作業なのである。
こんなことを言ったら、同じ紡ぎや織りをしているかたには「なんて勿体無い!」と思われるでしょうけど、わたしハリス方式で進めることにしました。
別の名(?)を「ケチケチしない」方式です。

ケチケチと糸をほぐしながら、つなぎながら、なんてやっているから時間もかかるし、結局糸を触りすぎて痛んでくる。なので、思い切りよく「ぶちっ」とやることにしました。

イギリスで紡ぎを習ったとき、日本で几帳面な先生に習っていた内容とあまりに違って眼から鱗が落ちただけでなく、方の荷が下りた気がして「よかった」と心から思ったものです。日本に戻り、せせこましい日々をすごし、自分の世界しか見えなくなってきたらやっぱり日本人気質の私がどっかり座っています。「勿体無い」のはものですか?時間ですか?
今の私には両方。だけど、モノは応用できるけど、時間は取り戻すことが出来ない。

だから一番は時間。そして瞬間。 だから、そちらを優先します。

2006/03/29

シルク

一言でシルクといってもいろいろである。 
今回のシルクは柔らかくない。細いくせにごつごつしている。ざっくり織って、さっくり首周りに置いたらきっと涼しいと思う。正し、それを好む人が私のほかにも居るかどうかは謎である。
一言でかせの状態、といってもいろいろである・・・が、ここまで小さな輪っかのかせははじめて見ました。私が無知なだけなんだと思いますが、少々てこづっています。 一かせ分(ほんのちょっとよ)巻き取るのに一晩かかってしまいました。。。(とほほ) 巻き終わったら朝でした。
ちゃんと確認をすべきだと泣きをみた早朝5時であった。

2006/03/19

ジェイコブ

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現在紡いでいるのが、ジェイコブという羊です。
この羊は、よくある羊と違って体は牛のように白黒のブチだったり、角は4本~6本もあったり!山羊が悪魔の化身だといわれているのとかぶります。とはいえ、この子は羊です。迷える子羊です。
アメリカのJacob Sheep Breeder's Associationサイトで写真をみれます。
コッチはイギリスのJacob Sheep society


繊維の長さはそれほど無いのですけど、ばねが強く、ふっくらと仕上がります。
コレはニット用の糸を作成中。

縮絨

市販といっても、手芸やさんとかで売っているのとはちょっと違って、工場などで出る残糸です。
手紡ぎのよさもありますけど、紡績の美しさも私には捨てがたく時々使っています。

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この写真はそれらの糸を使って織ったものです。(綾織)
バリンとした堅い仕上がりです。

下の写真は、それを縮絨(シュクジュウ)したもの。
縮絨とは、織りあがった布の繊維を一旦肩の力を抜かせて、それぞれ握手させるといったらわかりづらいか? ムヅカシイ言い方をすれば、ウールのスケール(うろこ状のもの)を湯と洗剤を使って開きます。そして、軽く痛めつけるのです。踏んだり、もんだり、洗ったりします。その工程の中で、繊維同士が絡み合っていきます("フェルト化"とは少し違います)
結構重労働なのですけど、コレをすると「布」に仕上がります。繊維の1本、1本が絡み合って「糸」ではなくなるのです。 コレには人それぞれやり方が違うようなので、詳しくは触れませんけど、emiko式解釈&方法で言わせていただくと「様子を見ながら好みに仕上げる」のが目的です。

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この写真はシュクジュウ後。
上の縮絨前と明らかに見た目が異なります。
私はほんわかと表面に繊維の層が出来上がるのが好きです。毛布みたいなかんじ。
マフラーとかなら、この層の繊維がチクチクしないものでないといけません。それがムヅカシイ。
というのも、人によって肌に感じる感覚が異なるからです。私自身は肌にアレルギーなどがなく、どちらかと言うと強いので自分では良いかな?と思っても、人によっては「痛いわ」とおっしゃる方も。コレばかりは、手にするときに試してみていただくしかないようです。

夏に向かうのに、やっぱり羊から離れたくない気持ちが・・・。
いかん、いかん。
そんなんでは季節感のない人になってしまう(心の声・汗)