2006/07/01

毛糸が出来るまで

制作日記とは名ばかりな日々が続きました。
なので、ちょっとそれらしいことを・・・(ニヤリ)

ニット用の毛糸を作っています。
えーと、どんなものでもそうだと思うのですけど、制作手順、作業方法など100人作家が居れば100通り・・・と言うことで、ここでは私の方法。(変だよ、それ?とおっしゃる方もいると思いますけど)


ローラッグ
羊の毛を解毛し、カード機という繊維の方向をそろえる(&ゴミも落とす)機械を通した後、それをローラッグと呼ばれるイモムシのような形に形成します。




紡ぎ
ローラッグを紡ぎます。昔の足踏みミシンのように、足でパタパタとペダルを踏むと大きなホイールが回り、その動力でボビン(糸が巻かれている部分)とフライヤー(フックのような金具が付いている部分)が回転し、それによって繊維に撚りが掛かります。
この動作を文字で説明するのは難しいっ!



木枠に巻く
私の糸車は、ボビンの取り外しが容易ではありませんので、いちいちこんな木の枠に巻き直します。骨董屋では結構なお値段で販売しているこの木枠、私たち織り手には普通に小道具として使用中。
ここでは、単糸(1本撚り)としての糸が次の作業のために待ち構えている状態です。

続きは、またその作業に入ったら・・・

おたのしみに。