2005/12/31

切羽詰ってます

「ぱさぱさ雑貨店」の第1回目の様子が昨日地元紙の地元ページに掲載されました。あまりにも素性がバレバレなのでBLOGにはリンク貼りませんけど、すみません。
思っていたよりでっかく載ってしまい、なんやかんやとお問い合わせもあるようで、焦ってます。かなり、焦ってます。

言い訳じゃないけど、手仕事の突貫作業はやっぱりいけないなって思います。出来上がり予想図に対して計画を立てても、やはり計画というものは狂ってくるもので、それをうまくごまかすということはやはり無理なのです。仕事が速い、遅いという問題でもありません。
だから、何がいけないって 計画と予想と、さらに”余裕”というものを見込んで企画を受けないといけなかったとちょっと反省。前回は時間が多少あったので(それでも他とかぶっていただけ、作品の数が限られてしまった)まだよかったんだけど、今回は如何せん時間がない。無さ過ぎた。
でも、作品が少ないなりに素敵なものに仕上げていこうではないか!と思います。

「ああするといいんじゃない?」「こうしたらどう?」と、いくつか助言をいただきました。でも、私たち二人の方向性と目的としては、売れればいいという考えは無くて、自分たちの踏みしめている足元はしっかり感じていたいのです。目立たなくていいから、万人に受けなくていいから、作品を愛してくれる人が手にしてくれたら私たちは一番嬉しい。
(商売根性無さ過ぎ?)
購入してくれなくてももちろんかまわなくて、空間も私たちの作品のひとつですので、そこでちょっとでもhappyな気分を感じてくれたら嬉しいです。 作品も命があって、運命もあって、行くべき人の所に行くように神様が決めてくれてあると信じています。そしてそこに行ったら、またそれぞれの作品が育っていくのだと思っています。

な~んて、言い訳にしか聞こえないけど(笑)とりあえず、私のカワイコちゃんたちをお嫁にいける状態に仕上げなくては!!!!!今夜も朝までコースです。

2005/12/27

ブランケット

夢はブランケットを作ること。
昔はツイードのスーツをと思っていたけど、自分で作るよりハリスツイードを使ったVivienne WestwoodやRalph Laurenで私のイメージは完結しているので少し変化してきました。
ここ数年はブランケットが目標。
タータンチェックのブランケット、よく売っているけどあの毛羽立たせ方ってどうやるんだろうと思う。普通に綾織りなんだけど毛羽立つことによって厚みが3倍近くになる。それを作りたいんだけど。。。  そういうのって習いに行けばすぐにわかることなんだと思うけど、私は自分で研究しようと思う。なんか、そう思った。
工場に行くとか、ネットで探すとか、本を読むとか。

いろんな意味で習いに行くという事から距離を置きたい。
遠回りだよとか思われるかもしれない。
遠回りは何がいけないんだろう。
私はドライブは近道が好きだけど(笑)他の事は自分のペースで行いたい。悪く言えば人に指示されるのが嫌いなのだね(あはは)
子供の頃から「クルミの頑固さん」と母に呼ばれてきた私。誰がなんと言おうと私の方法でやりたい気持ちが強い。
(だから協調性が足りないのか?)自分で研究して、実験して、それで良し悪しを決めたい。

そこで。今、実験していること。
フェルトのブランケット。私がのっぺり一面同じ色で巨大フェルトを作るわけはございません。パッチワークになっています。パッチはへリンボーン・ステッチでかがってあります。それをフェルト用ニードルで落ち着かせます。それぞれのフェルトが薄すぎたので、今裏地をどうしようか考え中。
裏にハリスツイード貼ったらまさに私の好きそうな感じになるのは間違いないんだけど、いろんなことを考えると却下。
でもやっぱり裏はタータンチェックがいいなぁ。
完成品は来年に持ち越しか?

夏には肌掛けを作りたいし、タータンチェックを織りたい。
他にもいろいろ忙しいみたい。

とりあえず、ブランケット。来年だね、これは。

2005/12/26

嬉しかったこと

私の作ったブローチを購入してくれたお友達が、先日会ったときにそれをつけてくれていた。お付き合いで買ってくれたのかな?私と会うから付けてやってきてくれたのかな?と思ってしまう小心者の私がいます。でも、そのときに周りにいたお友達が「この前も付けていたよね」「あの時も付けていたよね」と、彼女がいつも付けてくれていることを知る。

ありがとう。
自信が少しずつついてきます。
自分だって「良いな」と思うから友達の作品を購入するのに、なぜあんなことを思ってしまったのか、勝手に思っていたとはいえ申し訳なく思った。遠く、知らない土地の人が私の「子たち」を気に入ってくれたのもとても嬉しかったけど、手が届く大好きなお友達が「子たち」を大切にしてくれているのをしるのもまた違った意味で嬉しい。

いまだに100%は「子たち」に自信を持っているとは言い切れません。自己満足で作った子こそ「他の人にわかってもらえなくてもかまわないわ」だなんて、思ってしまったのだけど、その「子」をみんながほめてくれていたのはびっくりした。いや、嬉しかった。自分のセンスに自信を持つのはどういう道を歩いたら得られるのだろう。完璧を目指しても完璧なんかないことはわかっているけど、それでも「不細工だからかわいい子たち」を「美しいでしょ」と声に出していえない私は、その恥ずかしさはできの悪い子に対してのものではなく、どうやら自分のセンスに対してなのではないかと思う。そのセンスとやらだって、人それぞれ感じ方が違うのだから良い・悪いなんて基準はないのだ。 では、なぜ自分自身のセンスに対してそう感じるのか? きっと、理想像に手が届いていないのだろう。

私は何か作ったり仕事をしたりするとき、手抜きをしていることはありません。(不本意なことはあっても手抜きではないです)でも、目指すところには到達していない気もする。
その目指すところとは?
まだ、見えない。でも、きっと見えてくる。しかし、死ぬまで満足のいく理想像にはたどり着かないんだろうな。辿り着いたら私は作ることをやめると思う。仕事もがむしゃらにやって、すべてが見えて、その先も見えてしまったとき辞めてきた。
夢は大きく。理想は高く。
がんばれ、私。

そんなわけでありがとう。
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2005/12/25

クリスマスsurprise展終了



東伊豆・伊東市の草の花ギャラリーさん、クリスマスseurprise展終了いたしました。
ご来店いただいたお客様、ありがとうございました。

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ここの搬入から3週間くらいたってしまっただろうか。早い。。。山越えはタイヤがつるつるの私にとって凍結が一番の心配。しかし今日は比較的暖かな一日だったと思う

遠くに見えるのは初島。峠越えの際、海にぽっかり浮かぶ真っ白いもの。どうやら伊豆大島の山は冠雪しているらしい。さすがに写真は撮れず・・・
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2005/12/17

night




完全に夜型人間の本日。また週が明ける頃には元に戻さないと。。。
(いいなぁ、小泉孝太郎とのデート・・・私もしたいゾッと!)

で、サクサク編んで、編んで、編んで、編んで、、、
やっとチクチクに入ったけど、
あ~~もう今月も半分終わっちゃった(T_T)やばすぎる。
ほんとに私、大丈夫なのか?
もう少し。もうちょっと。あとちょっと。
とりあえず、プロジェクト終わらせます。そっちが先だ。

今年は年賀状無理そうだ。他人に年賀状の作り方教えておきながら・・・あぁ、何もかもがダメダメな私。

2005/12/15

終了いたしました


ぱさぱさ雑貨店、盛況のうちに終了です。 しかし、準備が十分でなかったので私なんて値札さえつける時間がなかった・・・次回はもう少し余裕をもってがんばります。

2005/12/13

作品展の様子


「ぱさぱさ雑貨店」という名称のこの二人展は、私とRちゃんという隣人の2名で行われました。私はウール雑貨。Rちゃんはコットン&リネンの縫物系。全く違う作風の二人ですが、なんでも話が通ずる。意図とするところが同じ方向だったためとてもよい展示となりました。休日の店舗利用ということで、商店会の方々が見に来てくださり是非今後も続けて欲しいと喜ばれ、新聞社の方にもそれを取り上げてもらうこととなりました。かなりのんびりした2人がよくココまでがんばったなと、自我自賛ではありますが、本人たちはまったくもって大満足。そして地域の方々にうまくのせられた私たちはお正月2-3日もここでささやかながらのお店(作品展です、本当は!)を開くことが決定しました。お店を提供してくださったオーナーさん、本当にありがとうございました。そして、ご来店いただいたお客様、次はもっと満足いただけるようにがんばります。これなかった方々、次はお正月に是非どうぞ(笑)静岡県三島市の三島大社に参拝予定の方は、商店街を是非歩いてくださいね。
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2005/12/10

ミニ玉

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いや~面倒くさかった。ほぼ原寸大。4mm~1cmってところ。
これらは、ブローチやペンダントになっています。
今流行のコサージュは、私自身が使わないので(ミニブローチはするけどお花のはやらないなぁ)自分が欲しいもの、自分が使いたいものを基本的に作っていっています。

いろいろ作っていく段階で、こんなのだったら売れるかな?とふと頭をよぎることがあるけど、そんな邪念はいかん、いかん。売るために(儲けたいために)製作しているわけじゃない。
儲けのためだったらこんなもんは作りませんて。私が欲しいものを作らないと、作品に命が入らない気がする。ま、基本的にはいつも欲しいものしか作っていない。売れない場合は「今は私の趣味は流行していないのだろう」と思うことにしている。
そのうち、私の趣味が流行するかもしれない。そんなの誰にもわからないじゃない。同じく、それを本当にいいと思ってくれる人の手に渡るのが一番幸せなお嫁の行き方。

そんなこと言っているようじゃ、甘いかな。それもまた人生。

2005/12/09

もうだめかもしれない・・・コメント

mi amigaですわ。
(あみーご、最近いないなぁ・・・いいのか、それで?)

壊れかけていますわ。っつーか、こんなもん書いてないでやれっつー話です。
そして、地下のウスラ寒い流し台で「すぃ~お~れたちはむかしかぁらぁ~」って大声を歌いながらシャカシャカフェルトに専念しています。
まずいっす。口ずさむ歌まで修二と彰になってしまっています。完全に脳みそやられました。

え~と、今日はペーパーウェイト(重石だな・・・和語で言うところの)を10個ほどコロコロ作ってみました。
かわいい。(まったく、自画自賛・・・)
写真撮っている時間も作らないといけないことをすっかり忘れています。あぁ、、、、あぁ、、、どうしよう。

---------------追記--------------------


一応写真撮りました。コロコロ・コロコロ・・・・・

2005/12/06

がんばれわたし

魔の一週間になりそう。あぁ、寝たい。でもあとちょっとだ、がんばろう。今日はフライヤー(で良いんですか?)を預け、その足でキャンドルの件でS嬢に会いに行く。今日はみんなに宣言したけど、もうくだらない話は控えるよ。。。野ブタ。は、面白いとか、山P演ずる彰が最高だとか、もう言わないよ。(言ってるじゃん?)ちなみに、野ブタの着ていたジャケットはわたしのと同じか>>

はぁ。。。宗ちゃんに会いたい。。。
超むかつくことも多々あれど、やっぱり会いたいのよね~。

恋人みたいじゃないか、それじゃ!

2005/12/05

フライヤー


フライヤー【flier, flyer】チラシ、びら

へぇ。
お正月明け、1月5日からhalさんで3週間くらい企画展トイウカタチでわたしの作品を置いてもらえることになりました。
個展ではないし、そんなに大げさにしたくなかったのでDMは作らなかったんだけどオーナーに「フライヤーを作成してきてください」といわれ、なんじゃそりゃ?と思ったら、あ、あビラね。チラシのことか。仲間達のお店にも置いてくれるらしく200枚くらい作ってきてね、といわれ作りました。そして昨日納品(フライヤーを)してきました。
あぁ、かなり違うドキドキが始まっている。

halHPにはわたしの経歴が載っているけど、それよりもこのほうがいいね、っていわれ・・・もしかしてわたしの経歴を見れるのも今週いっぱいかもよ~ん。(大した経歴じゃないから余計に恥ずかしい) フライヤーに載せたのと同じ写真をHP用に送ったんだけど、手違いありで来週この写真がお店のインフォメーションに送られるそう。
この写真はボツ作品。

そんなわけで、明日より沼津の数店舗のお店に私の展示会のお知らせが置かれます。せっせとプリントアウトしたんだから無駄にスンナよっ!って思うけど、今までも自分、人のチラシ無駄にしていたな。。。今後気をつけよう。
(っつー訳で、私は何を言いたいんだろう

2005/11/23

フェルティング

せっせと集中していたらこんな時間になってしまった・・・。
フェルト制作、集中です。本当は今週は刺繍習慣のはずなのに、まだ土台を作っています。どこかで切り上げないといけません。。。いろいろとフェルトについて調べてみるんだけど、やっぱりドラムカーダーを持っているのは便利だと思った。いや、カーダーでの混色でないとダメなんです、私の求めるものは。ツイードの糸が淡色ではほとんどないように、やっぱりフェルトもチラチラと繊維が多色でないと納得できないらしい。力が抜けた形だけど、色は単純じゃないよ~。
ちなみに、この時間の教育テレビは数学やっている。乗法公式ですって(a+b)3乗=(a+b)(a+b)2乗  ・  ・  ・    =a3乗+3a2乗+3ab2乗+b3乗やったなぁ、昔こんなの。こういうの大好きだった(笑)中学の数学は大好きだったよ。高校の1年生までだね、数学についていけたのは。そんなことはどうでもいいのでもう寝よう。ゴミ捨ての時間までには起きないといけません。ひゅ~~~

付け襟

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そんな私が何を作っているか?というと・・・こんな三角マフラー(というか付け襟?防寒対策?)を作ってみてます。どうもVネックが似合わないのですが、、、そういうことじゃなくて、インナーを着るというよりも偽タートルインナーを作ってしまおう!ついでにネックレス風装飾も!ということで、こんなのが出来ました。で、今日はこれをつけていたのですが、調子が良かったので他の色も作ってみました。

2005/11/22

ヘブリディアンの糸

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今回、ラグと一緒に1plyの糸を300gほど購入してみた(300gって結構な量があるのよね)。糸の感触は・・・結構柔らかいけど、それでも単糸ならではのしっかりとした撚りが入っていて実際に織って縮絨してみないとまだまだ判りません。でも、たぶんかなり柔らかいと思うのだよね。ヘブリディアンで織ったツイードも結構良い感じで写っていたので挑戦するぞ!(来年だな・・・)でも、ハリスツイードの織り糸より全然細いのでどうなることやら。。。

2005/11/15

抱えすぎ!

フェルトの作業風景
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本当に計画性のない私は、またもや今年の初めのようにいっぱいいっぱいの生活を送っている。。。あぁ、この性格は今年いっぱいにしたい。春までにある展示は3つです。それプラス、手紡ぎ糸プロジェクトがあるんだよね・・・あぁ、どうしよう。最初頭の中で構想していたものは、どうもパッとしないので構想練り直さねばならぬ。もうみなさん着々と作業が進んでいるんだろうな、、、やばいぞ。
そんでもって、毎日ゴシゴシフエルトを作っているおかげで手はがっさがさです。(クリームつけなきゃいけない)今週いっぱいでどれくらいできるか?考えていないでがんばろう!

2005/11/01

サンプル

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ようやくです、ようやく。この感触!先日のものより、もっと気持ちのいいものが出来ました。
左のこげ茶色の生地はフェルト化工したものです。25cm×170cm(房は含まず)で65g。(我ながらこの重さにびっくり。)前回のものよりかなり薄く、軽い。フェルト化させるというのは、繊維が安定すればいいのだ、ということでありガッチガチに絡み合うことではないと思い、「擦りが足りないよな・・・」くらいの状態(水分が多いと容易に繊維が動く状態)で切り上げる。もちろん、繊維の方向は1方向。(繊維の方向が直角に交わるように縦横に重ねると、どんなにがんばっても固くなる。(固くするためにそうするのだけど。。。)
このウールは先日のチェヴィ×(メリ×コリ)のラム。軽くティージングして1回だけドラムカードを掛ける。3枚シートをたてにつなげてある。カードは1回だけ掛けることによって、繊維の方向が完全に1方向ではないので、トップの原毛を使用するより安定はいいようだ。
いや、まじで、ふわふわ~きもちいい~この感じが欲しかったの~である。(私っておばかだね~)右はその他のサンプル品。
マフラーが1段落したら次はブランケットを作りたい。ウールのブランケットで、この軽さだったら肩こりしないだろうなぁ。夢は大きいほうがいい・・・

2005/10/30

羊毛料理

え~、本日は羊毛を美味しくいただくためのお料理を紹介したいと思います。
まずは、艶やかで美しい「トップ状」の羊毛をご用意ください。はい、カードを掛けようとするとするする引きずられて行くくらいすべやかできれ~いな状態のあれです。

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①まず、鍋に湯を沸かし~

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②ざるを乗せ、その中に原毛を適当に(ぎゅうぎゅうにならないようにね~)置いて、出来たらまたざるでふたをして~

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③1分ほど・・・しばしお待ちを・・・(良かったら、時々ザルごとひっくり返してみても良いですが、頻繁すぎちゃダメです)

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④ふたを開けてみると・・・さっきのスレンダーなトップちゃんが、こんなに丸々太って、食べごろです。

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⑤この丸々したトップ原毛、熱いうちは触っちゃいけません。場合によってはフェルト化してしまうからです。
冷めたら、折りたたまれていたものをちょっと広げてみましょう。
オヤ!又こんなに幅広のシートに早代わり。

そのあとの調理方法は擦ってフェルトでも撚って紡ぎ糸?はたまた色水で煮て染織?いずれもご自由に。

※注意
実際に原毛は食べても美味しくありません。
このクッキングは、あくまでフィクションです。

しかし、扱いにくくてイライラしていたトップ原毛ですが、以前蒸気にあててふっくらさせよう~とあみ出して、ヤカンのお湯を沸かしてやっていたのですが、量が多かったのでザルで蒸す方法を試してみたところばっちり!

2005/10/27

フエルトの経過

不織布ではなく織布を作らなくちゃ~と思いつつ、不織布をいろいろと試しています。
Photo Hosted at Buzznet.comずっと前からはまっているのは、織布にフェルトを合体させる。この写真はダブル・ガーゼに薄くフェルトを絡ませている。きっちり織られたウール素材よりもガーゼや綿レースは羊毛が絡んでくれるので楽しい。
Photo Hosted at Buzznet.comもうひとつ、はまり始めたのは「柔らかいフェルト」。良くあるフェルトの”がっつり”したのがどうしても気に入らず・・・。今までは普通に縦~横~って重ねてシャカシャカとフェルト化させていたのだけど、一方向だけでフェルト化させるとふかふかで「あ~、これこれ!」という大好きな質感に出来上がる。しかし、フェルト化はあくまで絡み合わせて平面を作るのが目的で、縦+横でないとフェルトの意味がなさない。 というのは、1方向だけだと見た目はフェルトなのだけど、横方向の力に弱い。「あたりまえじゃ~ん」と思われるかもしれないけど、やったことが無い人はまずは1方向の繊維でフェルトを作ってみてください。超~気持ちのいい布が出来るから!
で、今の研究課題は1方向繊維でも横伸びしない方法というものをつくること。ちなみに、フェルトの素材はメリノとロムニー。
それと、これが簡単に出来たら楽しいな~というのが、フェルト・ヤーン。そんな言葉があるのかどうか知らないけど、スライバー(またはトップ)の原毛をちょっと石鹸水につけてしっとりさせたら、紡ぐときのように、ちょっと伸ばしてみて細く長くする。それを手のひらでモミモミと一本ずつフェルト化させる。しいて言うならばカウチンの糸みたいな無撚糸でフェルト化しているからもう少しポッコリした風合い。干すと「手延べうどんですか?」みたいなんだけど、この糸がかわいくて、たくさん使いたいのだけど手のひらが痒くなるんだよね、これやっていると。上の青いのもこれで作ったんだけど、フェルト化が甘かった。だれか、こんな糸の簡単な作り方を知っている人はいませんか?

2005/10/23

羊毛

週末に近くの仕立て屋さんの駐車場でフリマが開催されます。そちらに参加予定なのですが、使い古したもので出すのがないのでせっせとフェルト製品を作成しているのですが、、、
どうも私に『シンプル』とかいう言葉はないようで、結局は刺繍したり他素材と組み合わせて『私』なものが出来上がっている。
そんなわけで、化繊のファー(ぬいぐるみにするヤツ)も手作りのフェルトとコラボっている。そして、やっぱり、思いのままに気の向くまま手を動かす。

2005/10/16

そろそろ20年

「羊の魅力にみせられて20年です」という文章を読んだ。へ~!すごいな~、20年かぁ!20年続けられることってやっぱりすごいよな。(私の通っていた予備校もこの春20周年を迎えました)私は20年前何やっていたかな~。
・・・はっ。怖いことに気がついてしまいました。大学で、布のコースを選択したのは20歳のときであり、実際には1年生の頃からそっちへ進もうと思っていた事を考えると・・・えぇ、糸仕事に携わって10数年。あとちょっとで20年に手が届きます。
きゃ~怖い。そして、そのわりに作品数が少ない自分にがっくり。失われた5年間を取り戻そう!

2005/09/27

ツイードとタータン

ロンナー社・チェヴィオット ツイード

チェヴィオットを調べていたら、チェヴィオット・ツイードと言う生地の写真と解説を見つけました。
私は、他人の名前を覚えることが苦手なんだけど、羊の種類も同じく詳しくないです。自分が触ったことがあるものしか名前は頭にないし、シルクに限っては虫がいやなのでスライバーとかで済ませてしまうため違いもよく把握していません。むか~し友人らと紡ぎ糸販売をしていたときに、他のメンバーが冒険心で注文した羊毛を触った事により、ちょっと幅が広がりましたが、私一人だったら冒険しないんだよな・・・。だから、ちょっとしたきっかけで半強制的でもないと新しいものに触れることがないのです。
これは食べ物に顕著に現れます。食に関して、ぜんぜんと言うほど興味がないので、自らは冒険はしません。断言しても良いくらい(威張って言うことじゃない・謝)。

そんな感じですので、既成の生地となるとハリスツイードこそあの場所で作られたツイード、という容易に想像のつくものから入っていきましたが、他にもツイードにはたくさんの種類があることを実は知らないでいました。
(綿やシルク、麻に関してはひどいものです。)

あ、ついでに自分の無知さをさらけるのならばタータンチェックのBlack Watchを良く知らなかった。軍隊のタータンがあることはは知っていたけど、「ぶらっくをっち」という名称でこんなに世の中に浸透しているとは思わなかった。ファッション生地とかに出てくるそれはよく見る緑と紺の有名なあの生地か?ってな程度だった。だけど、名前をよくみりゃハイランドの連隊名ではないか。軍服っすよ、ぐんぷく。迷彩柄のジャケットとあまり違いがないのか。と思ったら、black watchもめちゃめちゃたくさん種類あるし。。。
Scottish Tartans Authority

もっと勉強しよう・・・(あぁ、なんて私は中途半端なのだろう。でも、なんでもかんでも知っていたらオーソリティーになれるよな)

このscottish tartans authorityで面白いページを見つけた!!
自分のタータンチェックを作図できるのだ。
ちなみに、適当にいま作図してみたのはこの図。クリックすると、作図画面にリンクします。
tartan design studio

①使い方は簡単で、左側にある色糸から使用したい色を選択します。
例・赤、青、白
②色が決まったら「I have finished choosen my colours(これで選色は終わります)」をクリックします。
③次の画面では、左側に今選んだ色糸が並んでいますので、タータンの配色順に左の糸をクリックします。何度でも同じ色を使用できますが、続けて同じ色をクリックするのは"無駄"なので1回で良いと思います。
例/赤・白・赤・青・白・青
④糸順が決定したら「I have finished ordering my colours(配色は決定です)」をクリックします。
⑤今度の画面では、今選んだ配色で糸が並び、その下に数字が出てきます。数字は糸の本数になります。
自分の希望の本数を入力します。
例/赤(10)・白(4)・赤(30)・青(18)・白(4)・青(8)

⑥決定したら[DRAW TARTN]ボタンをクリックすると、今デザインしたものが表示されます。
tartan3
おもしろい!
(けど、私はちまちまマス目を塗るようにしてペイントで作成するのもすきなのよね)

こういうのでツイードの糸・色見本とかないのかなぁ。

2005/09/21

まくらじゃないよ

Photo Hosted at Buzznet.comまくらみたいだけど、洗濯ネットに入ったウールです。やっぱりこれじゃ、いくら風があっても乾きが悪いので中身を出してみる。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.comこんなにきれいになったよ!我慢のできない私は、やぶ蚊に対抗して虫除けスプレーと蚊取り線香を携えて明るいうちに庭で全部ティージング(解毛)をする。
Photo Hosted at Buzznet.comこんなに増えてしまった・・・ (-_- ;)
Photo Hosted at Buzznet.com夜は部屋の中に広げてみたんだけど、まるでシープスキンかなんかが敷いてあるようだ。(ちなみに、茶色い子は洗っただけでティージングはしていません!)
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ティージング(解毛)の作業は、たぶん何より一番嫌いな仕事ですが、これをやらないとカード掛けるときにもっとイライラしちゃうんで仕方がない。だけど、人によってはこの作業をしない方もいらっしゃるようです。このヒト手間で出来上がりはぜんぜん違うのだよな。とはいっても、わざと素朴な味わいを出すのには、この作業を省いても面白いかもしれません。

2005/09/18

チェヴィを洗う

チェビオットのラムちゃんです。(クリックするとBuzznetの私のアルバムに切り替わり、少し大きな写真で見れます。もっと大きなので見たいときには、Buzznetのページの写真のコメント欄下にsizeというボタンがありますので、いろんな大きさに変更して見られます)
Photo Hosted at Buzznet.com これで1頭なの???
生まれはH15年春。アトリエyoshiさんからやってきました。訳あって長生きできなかった子らしいです。(涙、涙です)しかし、そのご幼少時代の形見はこれから生き続けていくのです。なんか、すばらしい。
総重量3.4Kg=使えない分+2.8Kg・・・かなりもったいないことをした気もするが、ウンチ子ちゃんがボロボロくっついていたり、袋が2重になっていたりすることを考えると3.4Kgというのもかなり多く見積もっていると思う。
昨日の黒い子はあまり脂を抜かなかったけど、今度はもう少しあっさりと仕上げたいので温度を60℃にあげる。今回は700gのみの洗毛(のみって言っても余裕でセーター1着作れるっツーの)で、練りモノゲンは同じく10%。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com洗毛前のディテールです。黄色いのは、夕焼けの中撮影した・・・わけじゃなくて、本当にこんな黄ばんだ色をしているのです。脂はギトギトなので、園芸用の手袋をしていたんだけど「ウンチ子ちゃんの色かしら?」みたいに指先が汚い色になっていました。ウンチ子ちゃんたちはあまりに天気が良かったので、しっとりとしはじめ・・・危険なのですぐにポイ。ハエが寄ってくるに違いないっ!放牧ではなかった割に、結構ごみが少ない気がします。中にはすごいのもありますが、優良選手ですね。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com前回手抜きをしてすすぎがとても大変だったので、今回は水風呂に入っていただくことにしました。3回たらいの水風呂に入っていただいたんですが、なんとまぁ!それだけでかなり見違える美人さんが出現。↑左は一度だけ水通しをしたところ。まだ、結構藁のかすが残っています。そして黄色っぽい・・・↑右は3回目の入浴中。この巨大たらいも役に立つときがあるんだなぁ・・・(笑)
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com↑左は三回目の水通しを終えて、しっかり水を切ってもらいさっぱりしたお顔をしているところ。1回目の水通しに比べて格段にきれいになっていることがわかります。(クリックして大きな写真で見てね!)このくらいでもいいよぉ~って思うけど、脂がギトギトなのでモノゲン浴をします。↑右は60℃の10%モノゲンに浸かっているところ。あぁ・・・黒いのも手抜きをしないでこうすりゃ良かった。かなり反省。
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昨日の茶色羊をガレージに干していたら、お向かいの方に「熊でも洗って干しているのかと思ったわ(もちろん冗談)と言われました。やっぱり、羊と言ったら白を思い浮かべるらしく・・・マニアには茶色い羊が好まれますとお話してみました。
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5時間くらいたってから・・・水の温度が下がっていることを確認して、いったんざるに上げます。(原毛ももう熱くないはずです)もう一度洗剤に付け込みます。2回目>>55℃、5%1晩そのままにします。

2005/09/17

洗毛

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晴れた!ので、、、原毛を洗おうと準備をするのだけど、どう考えても今日一日で全部は無理なので一番少なかったこれ↑だけ洗うことにする。袋などを抜いた重さが約1kg。色がこんなんなので汚れ具合がはっきりしないので10%の練りモノゲン+52℃で洗う。
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練りモノゲンは残りがこれっぽっちしかないので、また足さないと全部を洗うことができない。洗濯石鹸でも洗えると言う話を聞いたので(もちろん、何でもいいわけではありません)そういうので少しずつお試しをしてみようかとも思っている。
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(チェヴィ×メリ)×コリ=このラムちゃん

2005/07/20

Mackenzie Dress Tartan



画像をクリックすると、パターンの連続されたものが表示されます。
戻るときにはブラウザの「戻る」ボタンを押してください。

2005/07/19

糸ソウコウ

いや、厳密には引き上げる棒に括り付ける糸はこんな簡単にグルグルしたものじゃなくて、もっとちゃんと固定させます。(っていうか、それは私の能力では絵は描けません~なんてったってペイントで作成しているので・・・すみません)
左図は(小さくてわからないかもしれないけど)2x2の綾を織るように①~④は1本ずつ拾っている糸がずれています。順番どおりにこのガイド糸を引き上げ、経糸を通して筬で打ち込みます。よって、この糸ソウコウは筬よりも後ろにセットするようにしてください。・・・・・・・コレでわかるだろうか?ちなみにこの方法は、ざっくりした織物(マフラーとか)にはいいけど、繊細なものだと引き上げる糸と緯糸の摩擦で糸をいためますのでお勧めできません~

平織りと綾織り

先日のタータンチェックのパターンは綾織だということで、平織りとどんな風に違うかという質問がありましたので、ギンガムチェックでイメージの違いを見てください。

(もちろん、生地としての違いは多分にありますが、今回はその辺の説明は割愛させていただきます。)


 平織~赤Xグレー(5X5)

 綾織~赤Xグレー(5X5)

いずれも赤(5本)Xグレー(5本)で構成されたチェックです。
平織りは2色の経・緯糸が重なり合うところが、市松模様に交互に出てきます。
綾織りは、今回は2x2の綾で、重なり合った糸が2本ずつ浮き、沈み、浮き、沈みを繰り返します。
次の段では、1本ずれて浮き沈みを繰り返しますので、見え方としては浮いている糸が斜めに上っていくように見えるのです。
綾も平も、ほぼ同率で色が表面に現れているのですが、2つずつなのか、1つずつなのかで見える面積が変わり、印象として異なったものに仕上がるのです。

タータンチェックの場合、通常綾織りで構成されます。ギンガムチェックなどは平織りです。
この図のような場合、綾織りで織ったものは千鳥格子と呼ばれるのもがあります。
綾織り独特の斜線が、地の色と絡んで「千鳥」のように見えるからです。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

~~これらの図をもっと拡大してみたい方~~
申し訳ありませんが、手動でそれを実行していただきます。
(説明はWindowsの方対象です)

1.見たい画像の上で右クリックし、「名前をつけて画像を保存」を左クリックします。
2.保存先は各自で決めてください。(例・マイピクチャ/マイドキュメント)
3.保存したものを呼び出しますので、保存してたるフォルダを開きます。
4.目的のファイルが見つかったら、クリック→ファイルから「編集」を選択します。
  (または、目的のファイルの上で右クリックして、編集を選択する)
5.自動的にペイントが起動し、画像が実物大で表示されます。
6.メニューバーの「表示」から、「拡大」→「拡大する」を選びます。
  (拡大率は「拡大率の指定」で変更できます)
7.元の大きさに戻すときには「表示」→「拡大」→「標準に戻す」で元に戻ります。

この方法で細部を観察してみましょう。
(もちろん、ペイントを起動してからファイルを開くことも可能です。使いやすい方法で見てくださいね)