2005/09/21

まくらじゃないよ

Photo Hosted at Buzznet.comまくらみたいだけど、洗濯ネットに入ったウールです。やっぱりこれじゃ、いくら風があっても乾きが悪いので中身を出してみる。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.comこんなにきれいになったよ!我慢のできない私は、やぶ蚊に対抗して虫除けスプレーと蚊取り線香を携えて明るいうちに庭で全部ティージング(解毛)をする。
Photo Hosted at Buzznet.comこんなに増えてしまった・・・ (-_- ;)
Photo Hosted at Buzznet.com夜は部屋の中に広げてみたんだけど、まるでシープスキンかなんかが敷いてあるようだ。(ちなみに、茶色い子は洗っただけでティージングはしていません!)
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ティージング(解毛)の作業は、たぶん何より一番嫌いな仕事ですが、これをやらないとカード掛けるときにもっとイライラしちゃうんで仕方がない。だけど、人によってはこの作業をしない方もいらっしゃるようです。このヒト手間で出来上がりはぜんぜん違うのだよな。とはいっても、わざと素朴な味わいを出すのには、この作業を省いても面白いかもしれません。

2005/09/18

チェヴィを洗う

チェビオットのラムちゃんです。(クリックするとBuzznetの私のアルバムに切り替わり、少し大きな写真で見れます。もっと大きなので見たいときには、Buzznetのページの写真のコメント欄下にsizeというボタンがありますので、いろんな大きさに変更して見られます)
Photo Hosted at Buzznet.com これで1頭なの???
生まれはH15年春。アトリエyoshiさんからやってきました。訳あって長生きできなかった子らしいです。(涙、涙です)しかし、そのご幼少時代の形見はこれから生き続けていくのです。なんか、すばらしい。
総重量3.4Kg=使えない分+2.8Kg・・・かなりもったいないことをした気もするが、ウンチ子ちゃんがボロボロくっついていたり、袋が2重になっていたりすることを考えると3.4Kgというのもかなり多く見積もっていると思う。
昨日の黒い子はあまり脂を抜かなかったけど、今度はもう少しあっさりと仕上げたいので温度を60℃にあげる。今回は700gのみの洗毛(のみって言っても余裕でセーター1着作れるっツーの)で、練りモノゲンは同じく10%。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com洗毛前のディテールです。黄色いのは、夕焼けの中撮影した・・・わけじゃなくて、本当にこんな黄ばんだ色をしているのです。脂はギトギトなので、園芸用の手袋をしていたんだけど「ウンチ子ちゃんの色かしら?」みたいに指先が汚い色になっていました。ウンチ子ちゃんたちはあまりに天気が良かったので、しっとりとしはじめ・・・危険なのですぐにポイ。ハエが寄ってくるに違いないっ!放牧ではなかった割に、結構ごみが少ない気がします。中にはすごいのもありますが、優良選手ですね。
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com前回手抜きをしてすすぎがとても大変だったので、今回は水風呂に入っていただくことにしました。3回たらいの水風呂に入っていただいたんですが、なんとまぁ!それだけでかなり見違える美人さんが出現。↑左は一度だけ水通しをしたところ。まだ、結構藁のかすが残っています。そして黄色っぽい・・・↑右は3回目の入浴中。この巨大たらいも役に立つときがあるんだなぁ・・・(笑)
Photo Hosted at Buzznet.com Photo Hosted at Buzznet.com↑左は三回目の水通しを終えて、しっかり水を切ってもらいさっぱりしたお顔をしているところ。1回目の水通しに比べて格段にきれいになっていることがわかります。(クリックして大きな写真で見てね!)このくらいでもいいよぉ~って思うけど、脂がギトギトなのでモノゲン浴をします。↑右は60℃の10%モノゲンに浸かっているところ。あぁ・・・黒いのも手抜きをしないでこうすりゃ良かった。かなり反省。
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昨日の茶色羊をガレージに干していたら、お向かいの方に「熊でも洗って干しているのかと思ったわ(もちろん冗談)と言われました。やっぱり、羊と言ったら白を思い浮かべるらしく・・・マニアには茶色い羊が好まれますとお話してみました。
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5時間くらいたってから・・・水の温度が下がっていることを確認して、いったんざるに上げます。(原毛ももう熱くないはずです)もう一度洗剤に付け込みます。2回目>>55℃、5%1晩そのままにします。

2005/09/17

洗毛

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晴れた!ので、、、原毛を洗おうと準備をするのだけど、どう考えても今日一日で全部は無理なので一番少なかったこれ↑だけ洗うことにする。袋などを抜いた重さが約1kg。色がこんなんなので汚れ具合がはっきりしないので10%の練りモノゲン+52℃で洗う。
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練りモノゲンは残りがこれっぽっちしかないので、また足さないと全部を洗うことができない。洗濯石鹸でも洗えると言う話を聞いたので(もちろん、何でもいいわけではありません)そういうので少しずつお試しをしてみようかとも思っている。
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(チェヴィ×メリ)×コリ=このラムちゃん

2005/07/20

Mackenzie Dress Tartan



画像をクリックすると、パターンの連続されたものが表示されます。
戻るときにはブラウザの「戻る」ボタンを押してください。

2005/07/19

糸ソウコウ

いや、厳密には引き上げる棒に括り付ける糸はこんな簡単にグルグルしたものじゃなくて、もっとちゃんと固定させます。(っていうか、それは私の能力では絵は描けません~なんてったってペイントで作成しているので・・・すみません)
左図は(小さくてわからないかもしれないけど)2x2の綾を織るように①~④は1本ずつ拾っている糸がずれています。順番どおりにこのガイド糸を引き上げ、経糸を通して筬で打ち込みます。よって、この糸ソウコウは筬よりも後ろにセットするようにしてください。・・・・・・・コレでわかるだろうか?ちなみにこの方法は、ざっくりした織物(マフラーとか)にはいいけど、繊細なものだと引き上げる糸と緯糸の摩擦で糸をいためますのでお勧めできません~

平織りと綾織り

先日のタータンチェックのパターンは綾織だということで、平織りとどんな風に違うかという質問がありましたので、ギンガムチェックでイメージの違いを見てください。

(もちろん、生地としての違いは多分にありますが、今回はその辺の説明は割愛させていただきます。)


 平織~赤Xグレー(5X5)

 綾織~赤Xグレー(5X5)

いずれも赤(5本)Xグレー(5本)で構成されたチェックです。
平織りは2色の経・緯糸が重なり合うところが、市松模様に交互に出てきます。
綾織りは、今回は2x2の綾で、重なり合った糸が2本ずつ浮き、沈み、浮き、沈みを繰り返します。
次の段では、1本ずれて浮き沈みを繰り返しますので、見え方としては浮いている糸が斜めに上っていくように見えるのです。
綾も平も、ほぼ同率で色が表面に現れているのですが、2つずつなのか、1つずつなのかで見える面積が変わり、印象として異なったものに仕上がるのです。

タータンチェックの場合、通常綾織りで構成されます。ギンガムチェックなどは平織りです。
この図のような場合、綾織りで織ったものは千鳥格子と呼ばれるのもがあります。
綾織り独特の斜線が、地の色と絡んで「千鳥」のように見えるからです。

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~~これらの図をもっと拡大してみたい方~~
申し訳ありませんが、手動でそれを実行していただきます。
(説明はWindowsの方対象です)

1.見たい画像の上で右クリックし、「名前をつけて画像を保存」を左クリックします。
2.保存先は各自で決めてください。(例・マイピクチャ/マイドキュメント)
3.保存したものを呼び出しますので、保存してたるフォルダを開きます。
4.目的のファイルが見つかったら、クリック→ファイルから「編集」を選択します。
  (または、目的のファイルの上で右クリックして、編集を選択する)
5.自動的にペイントが起動し、画像が実物大で表示されます。
6.メニューバーの「表示」から、「拡大」→「拡大する」を選びます。
  (拡大率は「拡大率の指定」で変更できます)
7.元の大きさに戻すときには「表示」→「拡大」→「標準に戻す」で元に戻ります。

この方法で細部を観察してみましょう。
(もちろん、ペイントを起動してからファイルを開くことも可能です。使いやすい方法で見てくださいね)

2005/07/17

Campbell



画像をクリックすると、パターンの連続されたものが表示されます。
戻るときにはブラウザの「戻る」ボタンを押してください。

tartan002



(いぜんpostしたパターンです)
画像をクリックすると、パターンの連続されたものが表示されます。
戻るときにはブラウザの「戻る」ボタンを押してください。

2005/07/15

tartan



久しぶりにパソコンでこんなもんを作ったら目が痛い。リピートさせるつもりなので小さい。
BLOGの背景に使いたいんだけど、imageをCSSに組み込む方法を忘れた。
ダメじゃん、わたし。

 全画面表示はこちらです。
(タータンチェック等は通常1リピート単位でデザインを作成しますので、出来上がりのイメージは全画面表示のほうがわかりやすいと思います)

2005/02/28

靴下



今回使用したのは市販の毛糸です。(メーカー不明・アランツイードという名称・ウール100%という表示。
久々に、他人にあげるものとしてかかとの部分を真面目に(?)編もうとしたら、めちゃめちゃ時間がかかっちゃった。。。(参考サイト>spiner's Lab)太い糸だから余計に騙しがきかないのだ。

今回は、少しフェルト化させてみました。
編みあがったあと、温かい石鹸水にチャポっとつけて、ぬるま湯でがしゃがしゃ洗って、また石鹸水につけて、そして一度「ぎゅ」っと絞って、亀の子束子で表面を毛羽立たせるようにジャッジャッとこすって、また洗って、石鹸水の中でギュッと揉んで、固く絞って、洗って・・・・・・・・・

かなり、痛めつけました。
ちょっとやばいかしら。。。ってくらいなんですが、でもね、出来上がりは大満足です。
フェルト化+毛羽立ちのおかげで強さのある厚みのあるものに仕上がりました。
かなり暖かな室内履きになりそうです。

靴下 ふぉー 義弟

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久々に制作物の写真です。
本当はクリスマスプレゼントだったのに、いつの間にかバレンタインの贈り物になってしまった。(彼氏に~じゃないのが、どうかと思うが…?)

今回使用したのは市販の毛糸です。(メーカー不明・アランツイードという名称・ウール100%という表示。
久々に、他人にあげるものとしてかかとの部分を真面目に(?)編もうとしたら、めちゃめちゃ時間がかかっちゃった。。。(参考サイト>spiner's Lab)太い糸だから余計に騙しがきかないのだ。

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試着は私。
どうもかかとのカーブがゆるかった気がする・・・。まぁ、いいか。

今回は、少しフェルト化させてみました。
編みあがったあと、温かい石鹸水にチャポっとつけて、ぬるま湯でがしゃがしゃ洗って、また石鹸水につけて、そして一度「ぎゅ」っと絞って、亀の子束子で表面を毛羽立たせるようにジャッジャッとこすって、また洗って、石鹸水の中でギュッと揉んで、固く絞って、洗って・・・・・・・・・

かなり、痛めつけました。
ちょっとやばいかしら。。。ってくらいなんですが、でもね、出来上がりは大満足です。
フェルト化+毛羽立ちのおかげで強さのある厚みのあるものに仕上がりました。
かなり暖かな室内履きになりそうです。

2004/11/20

山形斜文

山形斜文の構造ページ追加です。
(久々に細かい作業したら、目が痛い・・・)

たて薄緑&黄色 X よこグレー

たて赤xよこ白




2004/11/19

綾返し

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私は綾返しをしません。完全に自分方式の機掛けなんですが、、、仮筬はこんな道具をじぶんで作って、幅出しをして巻き取ってゆきます。習っていた時は、仮筬して第三者の手を借りて巻取りをし、綾返しをするものだと思っていましたが、そんなことしていたら作業が進まないという事で、自分なりの機掛けをしております。きっちりやっている人には「こんな適当にやったらいい物も失敗するよ」と言われそうですが(習っていた時の先生がこれをみたら怒るだろうな~)、いいのです。これが私式!

2004/11/14

完成です。

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ツメの甘さが一目瞭然なこのできばえ。
一歩一歩あゆんでゆきたいと思います。

一歳児の物をつくると、来年には着れなくなるよな、ということでちょっとデカめ。

どうしても、綿密な計画というものを立てられない、行き当たりばったりの性格は、こんなところにも表れてしまいまして、、、
わき腹のガーター編みや肩の三角のところ、ぐるッと縁の広い目は 行き当たりばったり。
いちおう一生懸命データを取っておいたつもりが、結局当てにならなかったようです。
へそ曲がりの作品はやっぱりイビツですが、途中でこれくっつけようとか、あーしてみようとか、たのしいです。

ちなみに、おデブちゃんなので胴回りの増減はガーター編みで今後調節できるように横に接いであります。
ってか、よこのはぎ方、ひどいよね。すそが湾曲しているし。
技術は「じぇんじぇんダメ(>_<)」ですが、デザインはお気に入り。

2004/10/13

ストライプ

 
綾織によるストライプ。通常よくみられるストライプの布はこの状態のものが多い。(平織りによるストライプはまた別の機会に)縦糸でストライプの模様を出し、横糸で地色が変わります。白と黒では、かなりイメージが違いますね。たては同じ色です。
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2004/10/09

タータンチェック002





タータンチェックが好きな理由はあまりにたくさんありすぎます。そのひとつに、パターンの連続という型染めの面白さに通じるものがあるのです。上は基本形。下は四つで構成されたもの。見え方が違います。単体の時には黄色の大きな四角が目立ちますが、ロックされたことにより小さな黄色が目立ちます。(中心部分です)だから、タータンのデザインは難しいのだけどこうやってコンピューターで簡単に完成予想図ができるのはとても便利です。10数年前にもコンピューターがあったならば、私の作業ももう少し楽だっただろうなぁと思います。いいなぁ、今の学生さんたちは。。。うらやますぃ~ちなみに、このチェックはあまり美しくないので実用には不向き。ブルーの見え方がどこも同じ比率ということと、赤のラインの部分がうるさすぎる。

2004/09/12


そんなわけでいまだに時間が有り余って、そしてお金はそこが見えてきた私。時間のあるという事はバラ色なのかと思いきや?やっぱり今年の秋冬も茶~黒で行きます。キャメル色の羊、いないかなぁ。(何だそりゃ?)

2004/08/21


本当は織の組織のソフトというモノがありまして、縦糸の色や太さ、横糸の色や太さ、そしてソウコウの枚数、ソウコウの順番、足の踏み順、それぞれを入力するとバチっと織り上がり予想図があらわれます。
でも、なんかペイントでちまちま描くのがけっこう好きだったりする。。。

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追記 (2004.08.24)上記でのソフトはCATシステムさんでお試しソフトがダウンロードできます。こちらのHPでは織り機の構造やら、織物の構造(?)等について詳しく書かれています。
デザインソフト 「テキスタイル デザイナー」


上の図をこのシステムで作ると(お試しソフトの方)こんな感じになります。かなり素晴らしい機能です

2004/05/05

タータンチェック 001



Barbourの裏地を参考。糸の本数は変えてあります

2004/01/19

ひざかけ



数年前の作品ですが、これはどうしても手放せません。
一見、スカスカの織りです。でもとっても軽くてめちゃめちゃ暖かい。
しかし縦横紡いだ糸は別の意味でも手放せませぬ。

右の写真は以前、糸プレゼントをしたときのもの。

2003/12/10

靴下その後・・・


余計なデザインをすると技術が追いつかず、最終的にゴム編みで落ち着く。(表4目×裏2目)つま先から編み始める編み方もなんとなくマスターしたし、たらたら自分サイズに編み進めるにはこれはいい!踵もやっぱりノーマルな引き返し編みの方法で。見た目もこれが一番きれいだし、慣れると切ったりしないでいいのでこの方式が便利だと思う。

靴下の嫌なところは、もうひとつ同じものを作らねばならないということ。sigh...

2003/11/04

KILT Stuart of Bute


KILT
Stuart of Bute

→see Linda Cliford page
→see Scotish Tartan

今年の春に織りあがったstuart of buteのクラン・タータンです。
今回Stuart of Buteを織ったのはいいのですが、Buteって何だ???タータンの本を広げ探すが、とくに記述なし。ネットで調べても日本語のサイトだと私の力では見つからず、英語サイトだとバリバリの歴史もんで「降参」なのであります。真面目にクランの勉強しとけばよかった・・・今からでも遅くはない。ところで、今回開いたタータンの本は「Tartans: Their Art and History」学生の頃、とにかくタータンチェックに関する本が欲しくて、簡単なものは色々あるけどある程度詳しいものはなかった。で、この本!今のはISBNが違うので改訂版であると思うが、それにしても当時¥5500もしたのを購入した私。だけど本のカバーには「£14.95」とある。ちなみに今日は£1=¥185なのでおおよそ¥2765である。たとえ£1=¥250だったとしても¥3737だよ!!洋書ってなんて高いんでしょう~それはさておき、この本を見ていたら私の行ったキルバーハンのWEAVER'S COTTAGEが写真(白黒反転したもの)で載っていた。見落としていたのだ。今だから、この本は面白いのかもしれない。当時は英語の単語を拾うだけでやっとだった気がする。時間ができたらはじめから全部読んでみたい。もしかしたら、かなり見当違いの解釈があるかもしれない。いや、あるであろう。こう考えると読んでいない本が山ほどある。読みたい!