2011/11/24

再開・・・?

久しぶりの更新になってしまいました。
いきなり秋を通り越して、冬到来!的な、朝晩の寒さです。

そんな中、ご注文頂いていた品が進んでいなかったわけですが・・・やばい、11月がやってきてしまった。 なぜに進まなかったかと申しますと、お恥ずかしいお話しですが、織り機の部品がどうしても見つからなかったんです。

織り始めてます
なぜに見つからないかと言いますと、実は、この織り機は使わない予定でいたんです。 そこへもってきて工房の引っ越しで工房で使っていたスウェーデンの織り機をどうするか、こうするか、と大騒ぎし、とにかくこの部屋にたくさんの紡ぎ、織りの道具であふれかえっているんです。
どこで作業をするかとか、今後の工房の使い勝手やなんやを宙ぶらりんにしたまま「断捨離」なんかに手を出したり。 そんなことしてる間あったらとっとと夏の間に終わらせておくんだった・・・。

あぁ、どうしてないんだろう緒巻。緒巻箱もいくつかあったはずなのに、どうしてないんだろう。
と、さがしにさがしまくってようやく見つかりました。
で、一気に組み立てて、セッティングして始めたんですが、 どうしても私はこの滑車だの、歯車だのの便利な使い方がわからない。緒巻を緩め、千巻きに巻き取る・・・この作業がどうしてもスムーズにいきません。
今回は超アナログでやっていますが、時間ができたら学生時代の友人に来てもらって教えてもらおうかと考えています。
こんな感じのピンクちゃん。でも、ご注文された方は「サツマイモ色」と申しておりました。

金綜コウ(糸へんに光)
以前も、日本の現代の機は、いろんな便利機能がついて、逆に使いづらいという話をしました。 着尺(きもの)などの繊細なものを織ることの多い文化なので、初心者でも綺麗にその手の布を織れるというフォローが厚くなっているということなんだと思います。 それって、趣味人のためのものなんだろうなと思ったりもします。
私はお財布の関係で(笑)「Myファースト織り機❤」がスウェーデンの天秤式というものでした。学生の時には日本製のろくろ式というもの。地元でちょっとだけ通った織りの教室もろくろ式。 それでずっと慣れていたので、最初は天秤はセッティングも大変だし、使い勝手が全く違うので大変でしたが、ものの仕組みが理解できたらスウェーデンのものは如何にシンプルな構造なのか!という事に気付き、そして、シンプルだから故にほんと使いやすいと思っていました。 
で、今回和製のろくろ式です。 とても金属部分が多いというのが感想です。 これでは、いざという時に自分でメンテナンスするにも限界があるなと思います。
それでも、この子と仲良く対話しながら自分なりの方法で使い勝手を追求できたらと思っています。

シンプルisベストって、昔よく耳にした言葉ですけど、最近はあんまり聞きませんねー。
見た目のシンプルさは流行っていますけど、使い勝手に関してはどうなんだろうな。 

断捨離、もう少し進めたいです。その為には制作を進めないと。

さて。
来年の多謝の予定ですが、まだほとんど決まっておりませんが、糸紡ぎのワークショップは続けて行きたいなと考えています。
ご興味のある方は、どんどんご連絡くださいませ☆