普段は紡ぎ車でどんどん紡いでしまうのですが、スピンドルで自力でクルクルまわしながらの糸紡ぎ、気が長いと言われますけど、これはこれで楽しい作業なんですよ。
昨日のニットカフェでのひとコマです。
色んなスピンドルが集まりました。一番右は、りんこちゃんにつくってもらったスピンドルの軸棒を使って、板に穴を開けて羽の大きなターキッシュスピンドル。その隣は、今回ワークショップで使用するもの、そのまた隣の濃い色のは私が普段使っているもの。そして、一番左のお皿の隣にあるのは、ニットカフェの参加者が『これ、どうやってつかうの?』と持っていらしたものです。
ちょうど先日ネットで見ていて“コンパクトでいいなぁ”と思っていたサポートスピンドルの一種です。細い糸を紡ぐ時に使うのですが、それ用のお皿みたいなのの上でクルクル(いや、グルグルかな?)やります。綿とか、ヤクとかの細くて繊細な糸向き。
これは、先ほどのいちばん右側のお手製ターキッシュスピンドルなんですが、ブンブン廻したかったので羽根の外側に重りをつけました。
白いのは小麦粉の塊ではないですよ!練り消しです。ときどきすっ飛びますので、練り消しくらいがちょうど良いようです。これが付いているかいないかで、回転スピードはだいぶ違います。(好みでしょうけどね)
重ため。(アナンダで買ったと思われます)
ドロップスピンドルといって、吊り下げながらその重さを利用して回転と縒りをかけます。重い方が太い糸に向いているのだけど、なんで?と思った方!お正月に神社で見たでしょう?しめ縄!ふっとーいものは、沢山のチカラ(この場合は重さ)で撚るのですよ。
じつは、この糸はドロップさせずにサポート(床付け)で紡いでいます。縒りも手加減しつつ、甘撚りにしています。
やはり、こういう原始的な道具とか作業って、トライバルな雰囲気が似合うなーと思います。紡ぎ車のほうは、赤毛のアンとかハイジとか、もう少し現代に近い感じ。(うまく説明できない…)
興味のある方はぜひ糸紡ぎをはじめてみませんか!