2016/07/04

制作ボランティアしてきました



クレマチスの丘 ヴァンジ彫刻庭園美術館で、淺井裕介さんの巨大壁画の制作ボランティアをさせていただきました。ほんの2日でしたが、とても幸福な気持ちになる時間でした。

以前、箱根彫刻の森美術館で開催された淺井さんの個展を拝見し、もう、そこに住んじゃいたいってくらいヤられました。もう、ウットリ。。。その土地の土を使って描く事とか、その図柄とか、次へもっと次へ~と描き込まれていった作品が私の好みのど真ん中でした。それが、なんと!クレマチスの丘でも!! と知ったら、いてもたってもいられずボランティア応募。なのに、すぐに体調崩して最後の2日しか行かれなかったという。。。
そんな憧れの作家さんの作品制作に関われた時間は、クレマチスの丘の美しすぎる風景と共に、わたしは天国にいるんだなーってニヤニヤしてしまう時間でした。



世の中に素晴らしい作品はたくさんありますが、ここ数年で私のハートを射たのは、淺井裕介さんの壁画と佐々木愛さんのシュガーアイシングペイントです。どちらも巨大な画面に余すところなく作家さんの手と想いを感じられる作品達です。大きければいいわけではない、びっちり画面を埋めていればいいわけでもない、その図案がどれだけ好みの形状しているかも重要です。それがどんなテーマなのか、色なのか、素材なのか。だから、それらの作品を前にしたとき、威圧的に感じるか包まれているように感じるかは、受け取り側の状態に寄りますね。


お手伝いの皆さんがみんな本当にいい人ばかりでした。そうそう、作業中、私の半分くらいの年齢の可愛い娘っコ達の会話やお悩みが聞こえてきた。微笑ましく癒されたり、しかし、懐かしさを感じたり。私もあの頃は色んな事を考えて、色んな事を悩んでいたな、と懐かしく思った。自分はなにも変わらないつもりでいても、勝手に歳は増えて、それに加えて変に社会的な価値観も植わってしまった自分に気がついたのでした。でもね、週末に、若い子達に紛れて大好きな作家さんの制作ボランティアに参加する時間を得られるような生活は、ほんとうに幸せだわ、私。

ここのところ自分の制作にむかって隠っていましたので、いろいろ実り多い経験をさせていただきました。
秋に向かって制作頑張ろ!




このブログでは、特定のアーティストの活動を宣伝する事は通常しませんが、今回は制作に関わらせていただいたことで記事にさせていただきました。