2009/12/21

種まきノート(長いよ!)

工房日記が、どうやら普通の日記になっている気がしますが・・・。

昨日、神奈川県小田原市にあるうつわ菜の花さんのギャラリーで行われた、早川ユミさんという布作家さんのワークショップに出かけてきました。
出会ったことのない人の名前を覚えることの苦手な私は、参加を決めた後に「あ、この人だったのだ」と気がついたのですが、初期の「住む」という雑誌で早川さんのご自宅やお仕事の記事を読んでいて、私の憧れる生活をされている方だなーと思っていました。お山を背にして畑があって、ちくちく縫っていて、とにかくお家の中の布がみんな可愛い。(ジャラジャラ腕に巻いているバングルも素敵・笑) そして、ワークショップでご本人とお会いして、お話を聞いて、いっぺんで好きになってしまいました。(もちろん、バングルもジャラジャラ!)毒を抜いたキクちゃんみたいな(笑)彼女のお話はとてもやさしいなーって感じて、ものすごい惹きつけられてしまいました。
 畑や、住んでいる地区の出来事とか、体の事とか、食べ物の事とか。この人のお話は素直に聞けるぞ?って、なんかそんな風に感じたのですよ。 ワークショップに参加していた方は5人でとても少なかったので、みんなの自己紹介をしたり、質問したり。 最近読んだ本や、何百回も作った料理は何ですかと聞かれて困った・・・。最近はハセガワマユちゃんに借りた「大宮エリー」さんの本を読んでいるとか、まったく場違いな発言をしまくる私。。。料理も全然しないので、あぐりの宣伝したり。 あぁ、ほんと、場違いだわ。 ワークショップに参加するのに、作家さんの事もほとんど知らず・・・って、ダメよね。 そういえば、昔よくロックのコンサートに行っていた時も、友達は新しいアルバムを完全にマスターするほど聞きまくってからコンサートに出掛けて行っていたけど、私はアルバムを聞く前にライブで「初視聴」みたいにしてから、気に入ればアルバムを聞く人だったことを思い出す。今回のも、まさにそれ。 とあるアーティストが「日本人のファンはライブ前にすごい勉強してきてくれる。しかし、ライブで新曲を披露するとキョトンとしているんだよ。海外のファンは逆で、ライブで新曲をやるとアルバムに入っている曲よりはるかに盛り上がる」と言っていた気がします。(・・・どうでもいいか)
 で、当然のごとく「種まきノート―ちくちく、畑、ごはんの暮らし 」という早川さんの本を買ってみました。

自給自足的生活がしたい。でも、アグレッシブな"Love Earth" はちょっと違うって思っている。
土がない生活は息苦しくなっちゃうなーとか思っています。土は地面に「ある」んじゃなくて、作っていかないと「土」は得られないんだよなーって、いま庭の土を改良中の私には土がとても気になる。その土を作るために、腐葉土もすごく気になる存在で、近所中の枯葉の行方が気になって仕方がないのです。「あー、そこの枯葉の下、ぜったいにイイ腐葉土がてんこ盛りなんだろうなー」とか考えながら運転をしています。(←わき見運転、超危険) そして、その土の中から大量に出てくる石と粘土。石は従来通り石畳用。粘土は焼けばいいのよ!と早川さん談。(早川ユミさんのご主人は陶芸家)なるほど、なるほど。まさかここでモンモリナイトの話が出てくるとは思わなかった。薪ストーブで陶芸ができるらしい。ボタンができるよね。植木鉢もできるなー。その灰を洗剤に使えるし、土にも撒けるし・・・とか、楽しくなってきた。(そして、時間がない・・・)

さて。
今朝は生姜シロップ本番を作成。先日、予行練習をしたのだけど、生姜をはちみつ漬けにするより、煮込む方がピリリとパンチが効いている気がして今度は煮込みで。

料理は全然しないけど、餃子の皮をつくったり、こういうのはするのだけど、やっぱりこれらを料理だとは思っていないのです。
しかし、誰かのためにつくる料理であることが大切という昨日のお話はとてもよくわかります。 そういえば、以前、あぐりBLOGでもそんなことを言ってましたっけ。

冷蔵庫を開けてみたら!!!
さっそく早川さんに倣って、ラップの代わりにお皿でふたをする。
余ったご飯はおにぎりにして、おなかがすいた人が食べていいよ-って作り置きしておくというのも、いつもおなかがすいちゃう私には「いい考えだ・・・うんうん」と思ったものです。





最後に。
いま、この黄色い背中に毎日翻弄されまくり。(涙)

自分のペースで、じっくりと「自分が今、何をしているのか」を理解しながら日々、生活をしていこう、と感じる今日この頃。
私はせっかちだから、呼吸を安定させた方がいいらしい。(←完全に感化されてます・笑)