アウターヘブリディーズ諸島(英・スコットランド)では、かつて苔を使って染色が行われていた。現在のハリスツイードのための染色は植物染めは行われていないという話だが、ハリス島にある小さな工房では時々少量を染めている。(写真上)
この苔(写真中)はそのままの色を抽出して媒染剤無しで染まる。(写真下)おそらくこの島の水質によると思うのだけど、日本でもそんな苔があったら是非染めてみたいと思う。
ウールを染めるとき、熱を加えることが私の中の気になること。今後の課題である。
ところで、上の写真は私がその工房を訪れたときに火の番をさせてもらったときのもの。火熾しも昔ながらにピート(泥炭)で行っていて、思い切り炎を出させることが難しかったらしいマーガレットさん。その辺は結構得意なので力になってみた。初めて沸点に到達した~と大喜びで隣りのうちの方に報告していました。 また行かなくちゃ、です。