2007/01/27

Lichen dyeing : 苔染め

アウターヘブリディーズ諸島(英・スコットランド)では、かつて苔を使って染色が行われていた。現在のハリスツイードのための染色は植物染めは行われていないという話だが、ハリス島にある小さな工房では時々少量を染めている。(写真上)
この苔(写真中)はそのままの色を抽出して媒染剤無しで染まる。(写真下)おそらくこの島の水質によると思うのだけど、日本でもそんな苔があったら是非染めてみたいと思う。
ウールを染めるとき、熱を加えることが私の中の気になること。今後の課題である。
ところで、上の写真は私がその工房を訪れたときに火の番をさせてもらったときのもの。火熾しも昔ながらにピート(泥炭)で行っていて、思い切り炎を出させることが難しかったらしいマーガレットさん。その辺は結構得意なので力になってみた。初めて沸点に到達した~と大喜びで隣りのうちの方に報告していました。 また行かなくちゃ、です。












2007/01/17

merino

ちょっと趣向を変えて。

普段きれいなメリノ(?)を使うことが少ないのだけど、今回は手触り優先で染色済み原毛を使用してみました。
やっぱり柔らかくて気持ちがいい~のだけど、私のキャラクターとはちょいと質感が異なるようです。
それでも、気持ちよいことには違いはありません。

先日気が付いたこと。
私の好みって、ちょっと土臭い感じみたい。(笑)
ブレイブハートの毛織物たち、むかし友人が「スゴイかわいいコートを着て居たんだよ」と教えてくれて、なるほど、なるほど。スコットランド本来の毛織物の使用方法なわけです。それは、防寒であり、生活であり、伝統であり。 それはスコットランドに限らず毛織物の生活文化のある環境のそれにやっぱり魅了されてしまいます。

今はとっても絨毯を織ってみたい気持ちでいっぱい。今の織り機を手に入れたときも、即行でキリム(平織りの意味だそうです)を2枚織ったことを思い出しました。

2007/01/02

謹賀新年


あけましておめでとうございます
皆さまの1年が素晴らしいものとなりますように!

本年もよろしくお願いいたします。