でも、慣れっこの私はテレビ見ながら紡いだりしてますけど。
1番初めに糸紡ぎをしようと思ったのは、学生の頃に欲しい糸がなかなか見つからなかった事があります。(今ならインターネットの力で世界中から素材を探し出し手に入れることが出来るのでしょうが)
無いなら作った方が早いんじゃね?という考えは昔からあった私ですので、卒業後に少し習ってからはもう、独自の方法になって早20年弱です。きゃー(*_*)
元々どんな風に学んだかとか、これが世間一般の紡ぎだとか、これが正しいとか、間違ってるとか、そんな事は覚えてないくらい独自のものになってしまいました。
90年代に少し糸紡ぎを習った先生はとても几帳面?というか、いろいろ細かかった(笑)。
その後、イギリスで習った先生は目からうろこな技術、そして環境。あー、コレでいいのか!ってか、コレでちゃんと出来るやん?ってより、これがいいわ!
と、感じたのです。そこから、イギリス国内でいろんな手織りする人や手紡ぎする人に会いましたが、みんなのびのび、自由に制作してました。
それでいいのよね。
目が一つ飛んでいたらダメだって思う人は、きちんとした作業をして、几帳面なものを求む人に作品を譲れば良いのです。
しかし私が求めるのはそこではなく、もっと生活を豊かにするために手仕事をして、家族を暖かくするために優しいものを作りたいと感じているので、私が欲しいなーと思うものを作っていきたいですね。手にした時、作った人を感じられる物が出来たら幸せ!綺麗に編んだニット、というだけでは保温はできても心は暖かくなるとは思えないなーって思うのです。だからオリジナリティは必要なのでしょうね。
私はツイード調の糸や素朴な風合いがとても好きなので、手紡ぎをします。
自分は何がすきなのか、なぜそれをするのか、選ぶのか?そこを掘り下げて行くと、趣向が狭まるのではなく、反対にオリジナリティにこだわるようになると世界が広がる気がします。
みなさんも、是非。