2007/02/22

the lists : カタログ制作

カタログといっても、それで通販を行うわけではなく資料作成でございます。

この1年間の作品のロットナンバーがあやしいぞ?と、リコンファームしつつ、ついでにプリントアウトしてみたらこんなことになっていました。
ひょえ~
大した量は作っていないな・・・と、思っていたから我ながらびっくり。

ところで、そんな1年間フェルトに没頭したり、羊に没頭したり、紡ぎに没頭したりだの「あぁ、節操が無いのかしら」と思っていたのだけど、こうして通してみると・・・これぞ私!なのだと納得。
特定の作業に対するプロフェッショナルを目指しているのではなく、私という人の中にあるイメージを如何に形に表すかが重要だと思っています。そして、この一覧がそれを物語っていました。
めちゃめちゃ「多謝の世界」なんですもの。(笑)

まだまだやりたいことは尽きないし、その先にある物は大体見えてきています。

がんばろ~!

2007/01/27

Lichen dyeing : 苔染め

アウターヘブリディーズ諸島(英・スコットランド)では、かつて苔を使って染色が行われていた。現在のハリスツイードのための染色は植物染めは行われていないという話だが、ハリス島にある小さな工房では時々少量を染めている。(写真上)
この苔(写真中)はそのままの色を抽出して媒染剤無しで染まる。(写真下)おそらくこの島の水質によると思うのだけど、日本でもそんな苔があったら是非染めてみたいと思う。
ウールを染めるとき、熱を加えることが私の中の気になること。今後の課題である。
ところで、上の写真は私がその工房を訪れたときに火の番をさせてもらったときのもの。火熾しも昔ながらにピート(泥炭)で行っていて、思い切り炎を出させることが難しかったらしいマーガレットさん。その辺は結構得意なので力になってみた。初めて沸点に到達した~と大喜びで隣りのうちの方に報告していました。 また行かなくちゃ、です。












2007/01/17

merino

ちょっと趣向を変えて。

普段きれいなメリノ(?)を使うことが少ないのだけど、今回は手触り優先で染色済み原毛を使用してみました。
やっぱり柔らかくて気持ちがいい~のだけど、私のキャラクターとはちょいと質感が異なるようです。
それでも、気持ちよいことには違いはありません。

先日気が付いたこと。
私の好みって、ちょっと土臭い感じみたい。(笑)
ブレイブハートの毛織物たち、むかし友人が「スゴイかわいいコートを着て居たんだよ」と教えてくれて、なるほど、なるほど。スコットランド本来の毛織物の使用方法なわけです。それは、防寒であり、生活であり、伝統であり。 それはスコットランドに限らず毛織物の生活文化のある環境のそれにやっぱり魅了されてしまいます。

今はとっても絨毯を織ってみたい気持ちでいっぱい。今の織り機を手に入れたときも、即行でキリム(平織りの意味だそうです)を2枚織ったことを思い出しました。

2007/01/02

謹賀新年


あけましておめでとうございます
皆さまの1年が素晴らしいものとなりますように!

本年もよろしくお願いいたします。

2006/12/30

羊展終了しました

長いようで短かった羊展、終了しました。

たくさんの方にご来場(ご来店?)いただきまして、ありがとうございます。


今回はいつもの販売を前面に出したものとは少し趣向を変えてみました。あれ?と、思う方もいらしたみたいですが、たまにはこういうのもやらせてくださいよ(笑)


搬出の後、お店の常連さんたちと忘年会。

昨年も忘年会(?クリスマス会?)に参加させていただきましたが、なかなか体験することのないタイプのもので、笑いをこらえるのに一苦労。お金のかからない盛り上がりに、シワの数も一気に増えたもよう。(笑) オーナーをはじめ、常連さんにはいつもお世話になっております。ありがとうございます。


さ、次々!

一枚、幅広マフラー間に合うかしら? がんばろ~。

2006/12/27

29日まで

羊展は29日の夕方までです。

その後は、1月2・3日にぱさぱさ雑貨店(作品展)が三島市で開催されます。
その後、ネットで期間限定で販売をしようかと思っています。

日程は未定ですが、1月中実施予定。
(ただし、何が出品されるかは全く未定)

2006/12/15

羊展の羊


今回の羊は顔がありません。理由があります。時間が無かった・・・というのは嘘で、ただ目的が違ったからなんです。

今回の“表向き”のコンセプトは『スコットランドの島の羊が居る風景』。(裏のコンセプトは単なる比喩) それは、風景でないといけないんです。だから、羊に顔が付いているとかわいくなってしまうのがちょいと、私の中でゆるせなくてですね、顔はつけなかったんです。

右の写真はスコットランドの北西にあるハリス島というところの風景。 前面にある不思議なグリーンは苔で出来た湿地です。湖は(この写真では小川)この苔が切れたところにいきなりボン!とあるので、湖畔にたどり着くまでは長靴でないと結構厳しいです。 この苔のグリーンはまるで園芸用のミズゴケで、そこにはモウセンゴケのような食虫植物や綿毛がかわいいワタスゲがたくさん生えています。

羊はそこをウロウロしているのです。

よく、足がはまらないな・・・とも思えるのですけど。

ちなみに、この苔が何千年も堆積して泥炭となります。ピートと呼ばれています。人々はそれを四角く切り出して、右の写真のように積んで乾燥させ、暖炉で燃して燃料にします。これが煙たいのだけどいい匂いなのよね。
そんなイメージの今回の展示。




2006/12/04

あちこち

制作日記が怠っているのは、制作に身が入らないから。
ありゃりゃ・・・

ものすごい勢いで、周りで個展・2人展が開催中。
ジッと家に腰を落ち着けられない日々です。 とはいえ、やらないといけない。。。

次の作品展は珈舎さんでの羊展です。羊たちがわらわら登場予定。

ウールクラフト作家という肩書きにしてみましたが、どんなもんでしょう。そろそろ何かに集中させるべき?とも思うけど、羊はやめられない。(笑) 

毎日、baaa baaaaと草を食みます。

2006/11/25

フエルトボール


今年はフェルトは作成しませんでしたが、子供向けワークショップにてフェルトボールを作りそれをオーナメントに。
子供達、こういう作業って結構はまるのですね。
みんなで大興奮。

2006/11/23

koko Kaltio.



プレオープンのお知らせ

キャンドル・クラフト kaltio./ ここにある灯り展
2006.12.10(sun)~12.17(sun)
11:00~19:00(最終日~17:00)  

冬の寒さが深まる時、そばにはぽっとやさしい灯り。  

koko kaltio.  静岡県富士市厚原1191-1
http://kaltio-rousoku.cocolog-tnc.com/
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友人のキャンドル作家のKaltio.さんの個展です。 
プレ・オープンとなるこの作品展は、年明けより工房兼ショップ(コーヒーも飲めます)がスタートするのですが、そのご挨拶展のようなもの(と、私が勝手に判断)。  富士山のすぐ麓です。

お問い合わせは コメント欄に書き込みか、メール でお願いします。

サンプル縮絨

あぁ、サンプルでよかった・・・。
ココまで縮むとは思わず。。。
しかし、さすがにココまで縮むと厚みがボワっとでて、ずっとずっと作ろうと思っていたブランケットに限りなく近づいている! これか~、って感じ。
慣れていくしかないのかしらね。

それはそうと、このチェックはほんと好きな柄になりました。

2006/11/21

茶チェック

タータンチェックではないけれど、普通の、ゴクゴク普通のチェック。
そして、茶色とベージュ。 最高に好きな組合せ。

縮絨であまり縮みませんように!

2006/11/19

退き返してます


靴下作成中。

引き返し編みは、ばっちり理解できるようになったのでかかとに穴は開きません。だてに何足も編んでいなかったわと、ニヤニヤ。


子供用です。
大人用は長いこと脳内計画中。いつか靴下展をぜひ、ぜひやりたいと思っている。編みこみがたくさん入っていたり、縄編みだったり、モコモコしていたり・・・夢はふくらむ♪
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キャンドル職人(笑)の友人BLOGにて「多謝のウール展」の告知が出されました。
(いつもありがとう、感謝しています)

2006/11/09

これも好き


前冬もそうだったんだけど、白は苦手でも青とは組み合わせたい気持ちはある。
子供の頃にはいた、タータンチェックのスカートのイメージで作りましたがこれはタータンチェックではありません。私流グラデ・チェック♪
縮絨したら絶対にかわいいだろうな~(自画自賛と親ばかを足して2で割ったみたいな感じで・・・)

2006/11/04

毛羽立ち




前回に引き続き、ちょっと英語の練習。




この写真は前回の布を縮絨した後のもの。スクエアの部分がもっとギュっと縮まって、そして毛羽立っている。毛羽をFuzzy とか Fluffというそう。毛羽を立たせる行為を「make fluffy」。”毛羽っぽいものを作る”。そんな感じ。






2006/11/02

四角形

四角形を英語で書くとsquare(スクエア)となる。
これ、覚えるときに「すくあ~れ」って頭の中で覚えていた気がする。Orangeを「おらんげ」だったり、Todayを「とだぁ~い」みたいな。

ちなみに、このスクエアたちは平織りという織り方で織られています。平織りはPlain Weaving(プレーン・ウィーヴィング)です。最もシンプルな織りなわけです。 きれいに並んだ縦糸を一本置きに上・下・上・下と横糸を通します。2段目は1段目と逆に上・下・上・下です。3段目は1段目と同じ。 このように、最もシンプル、これ以上の省きようがない基本的な形という事で「プレーン・ウィーヴィング」。
スコティッシュ・タータンといえば綾織ですが、基本は平織りがすき。だけど、タータンなどのチェックを平織りすると目がチカチカします。 織りって奥が深いなぁと思う瞬間。

パウンドケーキやクッキーはプレーンが好きです。
粉が大好き!ってわけじゃないけど、すごくシンプルな粉にちょっとお砂糖とバターを入れただけのクッキーとか、粉が焼けた香りと味だけで大満足。必要最小限の美だと思う。
ほんと、美味しくて大好き。

だけど、私の部屋は必要最小限で納まりきれない。
そんな私は物欲のかたまり。。。

2006/10/25

フライヤーできました

相変わらず手作りしています。
いいかげん印刷屋さんを使えばいいのに? とは思いますが、ちびちび変更を加えたがりの私のこと。自作自演で4649~っ。
(妙にハイテンション・・・)

はがきサイズに印刷し、それを半分に折ったものです。
この裏に作品展の場所や日程が書かれています。
WEB上で確認されたい方は多謝Textile、またはhalさんホームページまで。

フライヤーをご希望の方はdo-ze@hotmail.comまでメールをよろしくお願いいたします。

2006/10/16

英国風味

作品展のテーマを考えるときというのは、BLOGのタイトルを決めるのと結構似ている気がする。
まず、内容が決まり、それを要約するかのような短い言葉を見つける。それがタイトルとなる。 タイトルやテーマを先に決めたら、それは「課題としてのテーマ」となってしまいそうでコワいのだ。

今回、本格的に織り(もちろん紡ぎも!)を再開し、黙々と本能の赴くままに制作を続けてみたら相変わらずの地味な色合いの布が見えてきた。それは私の中での“英国トラディショナルTextile”であり、“英国traditional的スタイル”でもある。(ここは笑うところです)

そんなわけで、英国風味な作品たちが登場です。

2006/09/23

模様替え・・・できず。

いい季節になりました。
と、同時に追い込みシーズン到来です。

雑然とした私の工房風景。どうにもこうにも狭いのだけど、狭いながらに作業は可能です。
先日、陶芸作家さんのお宅にお邪魔する機会がありました。普通の部屋の中で作業をしているとは聞いていましたが、ふすまを開けてびっくり。工房だぁ(当たり前の感想です)。
そして、ほかに驚いたことが本人は雑然としているといっていましたが、何を何を、とてもきちんと整頓されて、そして、次の作業工程を待ちわびる作品たちが山のように並べられていました。どうも、私はそんな作業場風景が好きです。工場見学とかも結構すきなのですけど。 イマイチ自分の工房のあり方に納得が行っておらず、もう少し使いやすくならないものか・・・といつも考えているのだけど、それより作業を優先して模様替えを後回しにしてしまいます。
そうこうしているうちに、まったく余裕の持てない時期がすぐにやってくる。

落ち着いて、集中して考えたら時間を上手く使えるであろうに、ほんと焦ってばっかりの性格。落ち着きがないとも言う・・・。
たぶん、来春までこのままで行くことでしょう。

ちなみに、機(はた)はこの写真の左側にあります。

2006/09/19

それは、言い訳・・・


この毛を色分けしています。(結構大変な作業なのね~)