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2010/05/25

手芸家のみなさまへ


 ウール専門!と言っていたら、夏はどうしたらいいの?と、ちょっと不安になってみたり。
今年は少しずつ自分の方向性が見えてきたかもしれないなって、染織歴20年目にして(Wow!)思ってもみたり。先日、何かの雑誌に「手芸家」という肩書きの方がいらして、『なるほど』と思ってみました。 
 私も手紡ぎや機織りよりも、夏はフエルトが多いです。そこに更に刺繍が加わります。フエルトの中で色を楽しめばいいのだけど、どうも刺繍を刺したくなってしまいます。

さて。「手芸家(予備軍)」の私は、夏は木綿だなと思い、木綿布をつかって色々作り始めました。洋裁はまだまだ見習い以前ですが、小物with刺繍は作りたいものが尽きません。 木綿はもちろん藍染。生地もざっくりとしたものがいいなって思っています。昔は藍染はオバちゃんってイメージがあったんだけどね、使い方によっては爽やかで清楚な色なんです。子供の頃は『好きな色は紺色』と言っていましたが、そのうちにカーキ色が大好き!になったり、ショッキング・ピンクやターコイズブルーが大好きになったり。そして、それらのどの色も大好きなのは変わりません。どれもこれも天然色でしょ。ショッキングピンクはコチニールの、ターコイズはそのままターコイズ(トルコ石)の色。素材そのものの色もいいけれど、やっぱり色を遊ぶことは私には止められません。 普段は濃い色を欲しいので化学染料を使っていますが、天然染料も勿論使います。工房の前にあるヨモギは、私のスケジュールを無視して、どんどん成長しています。あ~、早く染めたいのに!

日曜日は学生さんの染色をお手伝い。たくさんブルー系を染める予定。そして、それを紡ぎたい彼女は、これからやることが山盛り沢山です。

からくりからくさの世界が少しずつ近づいている気がしてきました。
手仕事をする女性が集まる場所になっていくといいな。
ご自身で作業が出来る方は、工房を自由にお使いいただくことが出来ます(要予約)。光熱費はお支払いいただきますが、道具類は自由にお使いいただいて構いません。(持ち出しは原則禁止です。直せないほどの破損等があった場合は弁償をしていただく場合もございます。ご了承ください) こちらの予定が許せば、一日工房に居てもOKです。 糸や布系の仕事に限りません。興味のある方はご連絡くださいね。

もう日が変わりましたが、26日午後3時半より、フエルト講座の基礎講習を開催します。まだ2名ほど席がありますよ。