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2017/01/04

マッタリ三が日

とうとうスタートしました2017年!
みなさん、お正月はゆっくりお過ごしになられましたか。我が家の年末年始は恒例の避"暑"地にて極寒ライフを楽しんできました。

 雰囲気だけでも…と、ニワトリも持参です。
そして、足元の絨毯ですが、こんなものも訳あって持ち込みます。ワンコ連れオッケーなコテージなのですが、我が家のビビり犬、初めて行った時は玄関から室内に殆ど入らず、次から自宅と似た匂いと、足元の滑り止めも兼ね、絨毯やマットを何枚か持ち込むようにしています。そして、これは人間も寒さを凌ぐためにはかなり有効です。

 絨毯の他にもブランケットも何枚か。
この緑色のウールの布は、私が手織りした物ではなく、スコットランドのハリス島の高齢のおばあさんが手織りしたハリスツイード布です。(厳密に言うと、ハリスツイードと同じ糸で、ハリス島の職人さんが手織りした布)  もう17年くらい前にハリス島で手に入れてきたものです。ありとあらゆる所を巡りましたが、単なる人力ではなく、シャトルも手で飛ばし、筬も手で打ち込んでいた布はこの1枚しか出会えませんでした。(通常はとても綺麗な、一般的によく見るものです)

手織りに限らず、手仕事の持つ独特の雰囲気は、作者の顔を思い浮かべる事ができます。技術にともなう上手い下手ではなく、何を表現したいかというのは、色や風合い、そして「間」に、その人とナリが怖いくらい滲み出ます。

今年もそのプレッシャーに負けぬよう、温かで、「生きていること」それ自体に豊かさを感じられる作品を生み出していきたいと感じています。

無彩色な背景の中にも、まぁるい生命の息吹を。溢れんばかりの金色の雫を。

 今年も元気に過ごしてまいりましょう。

──────────お知らせ──────────

クレマチスの丘 ビュフェ美術館TREEHOUSEにて。 この冬も、羊たちが追加されました。
フエルトワンコの販売も引き続き行われております。



Facebook上の「多謝Textile / 長澤恵美子」ページは年末をもちまして終了致しました。フォローして下さった皆さま、ありがとうございました。