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2010/01/22

西の魔女が死んだ



西の魔女が死んだ (新潮文庫) という本を読みました。

 おそらく、「変な人」と思われているんだろうな、とは思っていたけど、私は"魔女"になりたいとずっと思っていて、思い込んでいたからなのか、ちょっと魔女っぽいかもって思えるような"感覚"だった時期もありました。
しかし、ここんところずっと魔女らしい感覚が無いなと思っていたのは、まんざら適当な感じでもなく、本当に感性が鈍っているようなんです。

 魔女というのは2種類あって、悪魔の使いの魔女と、もうひとつは自然界のものと対話ができて人々の生活をサポートをするような魔女とあります。後者を「緑の魔女」と言って、植物や鉱物に詳しかったり、自然界との付き合い方に長けている、いわゆるお医者さんだとか、セラピストであるとか。もっとわかりやすい言い方だと、昔のおばあちゃんの知恵袋的な、きっと昔は誰でも知っていたような事の、さらにもう少し突っ込んだ事に詳しい人の事をさすようです。 

 感覚が冴えているというか、知らぬ間に感性がとても鋭くなっていて、見えないものが見えてしまったり(実際に画像として見えるということではない)、聞こえなくてもいいものが聞こえたり、それによってひどく日常をかき乱されたりしたことがあったのに、最近はまったくもって平穏(=ぼんやり?)な生活だと感じていました。 この本を読んで、私の在った姿(上記のような)は魔女修行の真っただ中だったんだって納得。そして、自分がいまダレた生活をしているなとも反省。
 そういえば、この1年くらい、森に入りたくて入りたくてウズウズしている。個でいる時間がとても少ない気がして、瞑想ではないけど、もっと自分の奥深いところに向かう事を拒否していた自分も居たり、抽象的と言われる、自分の中に溜まっている”言葉を“吐き出していないなと思ったり、そして、スコットランドの空を想うと苦しくて涙が出てくる。工房日記なんだから、工房で行われていることを書き綴るべきなんだろうけど、本心はなんでココに工房構えているんだろ、わたし?って思っている。いつまでたっても満たされた生活を感じられないのは、ココに腰を落ち着ける気持ちが無いからでしょう。 ここ最近、心がとても苦しいのはまた呼ばれ始めているからなのかもしれません。冷静に人生を考えれば考えるほど「はやくスコットランドに移住したい」って想いが湧き出てきてしまって、本当にどうしたらいいのかわかりません。
想いが強すぎるのかもしれません。飽きっぽい私が20年も織を続けてこれたのもすごいなって思うけど、スコットランドへの想いもそれと同じくらいの年月(もしくはそれ以上)なんだな。20歳前にはすでにハリス&ルイス島へ想いを馳せていたのだから、今考えるとすごい。こんなに長く、人生の半分以上の時間を片思いしてきているのだから、簡単に忘れることはできません。ココで言う事じゃないかもしれないけど、やっぱり私はスコットランドの住民になって、そこで死にたいのです。万が一、何かの間違いで日本国内、もしくは別の国で死んでしまっても、私を日本のお墓に埋葬しないでほしい。ルイスの北の果てのお墓か、ルイスの海に撒いてほしいのです。 スコットランド正教会とかに改宗しようかなとか考えたこともあったり。 
何にもない国ですけど、いろんなものがたくさんあります。