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2006/05/30

集合体



布とは、繊維の集合体がある規則にしたがって構成されたものである。

・・・と、言うことが判る写真たち。
上はシルクの糸で織った布。シルクの繊維は直線的なんです。
下はウールの布(ハリスツイード)。ケンプと呼ばれる硬いひげのような繊維がピンピンと出ているのが見えます。そのほかに、ウール繊維がより合わさって立体的な糸が作られているのが判ります。

そんなマクロの世界がたまらないのです(笑)

2006/05/28

2006/05/17

冬を想う

春の作品展が終わり、まだ夏が控えているというのに心は冬に飛んでいます。
そして、私が冬を迎える前に、冬支度を依頼されているわけです。まずはそこから。ようやく本腰を入れる準備ができました。

Harris Tweedの布も何とかせねば。
眠っている布たちを生かす事も考えないといけません。

日本人はお肌が繊細だと思います。日本人がという言い方は、他のアジア人がウールについて話しているのを知らないので「アジア人」と言えないのですが、いずれにしても欧米人はどちらかというとお肌が頑丈な気がします。(化粧品を例に挙げても、それは明らかです)
たとえば、ハリスツイードなどはスーツや帽子等に多く使われている布ですが、たしかにゴワッとしています。使い込んで、硬い毛がぽろぽろ落ちて、柔らかい毛だけになったとき本来のツイードの良さが発揮されるのでしょうけど、日本人の感覚では、今やわらかいものが素晴らしい的な感がある気がするのです。長く使うことを前提にした布であり、流行で1シーズンだけでサヨナラするには良さがわからないし、そのような消費社会にはなかなか受け入れられないものだとも思います。

それと逆の発想が、お花。
丁度今、シャクヤクのシーズンです。私はあの紙で作ったような大きなお花が大好きです。そして薔薇も、可憐な一重の野ばらも好きだけど、オールド・ローズのゴウジャスな物も大好き。 
・・・えぇ、過剰装飾の世界は私の憧れ。
お花屋さんに並んでいる薔薇やシャクヤクは蕾のものが通常です。でも、昔聞いたイギリスのお話は一番美しく咲いている状態のものを花束にするそうです。一番美しく咲いているお花たちを、「いま」あの人に届けよう、というのは素敵な気がします。

お花屋さんでバイトしていたとき「八百屋さんと同じで、生ものだからね!」といわれたのを思い出しました。

2006/05/12

ぱさぱさの品



現実逃避の甚だしい私・・・
とりあえず、こんな感じ。
完全なるタータンは断念。ってか、くどくなるし(笑)



ほこももらのこんな色のハンカチ持っているなぁ(笑)といった、ラブリー針刺し。 (もしくは、お饅頭オブジェとも言う)



そして、羊ちゃんたち。

2006/05/04

シルクのマフラー


おそらく、私はもさもさしているものが好きなのだ。
つるリンときれいな糸にどうしても惹かれないのは、そういうことだ。
このベージュと白の糸もシルクなのに「綿?」なんていわれたけど、首に巻いてちょーだい。軽いから!


そして、無地はやっぱり回避され(笑)ここでもチェックが採用されます。
もう、いちいち言わなくても多謝といえばチェック、ってなくらいに突き進みそうです。 
 
マフラーというと、どうも冬のイメージがあるのだけど、スカーフとマフラーの違いってなんだろうと考えます。
●マフラーは分厚くて防寒用襟巻き。
●スカーフは薄手のおしゃれ用襟巻き。
どちらも襟巻きだよな(いま、襟巻きだなんていわないか?)

私の作るものはどっちでもいいです。使う人が好きに使ってください。
だから、マフラーってことで(笑)
(ほら、イギリスでセーターをジャンパーって言うみたいなものよ)