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2005/10/30

羊毛料理

え~、本日は羊毛を美味しくいただくためのお料理を紹介したいと思います。
まずは、艶やかで美しい「トップ状」の羊毛をご用意ください。はい、カードを掛けようとするとするする引きずられて行くくらいすべやかできれ~いな状態のあれです。

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①まず、鍋に湯を沸かし~

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②ざるを乗せ、その中に原毛を適当に(ぎゅうぎゅうにならないようにね~)置いて、出来たらまたざるでふたをして~

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③1分ほど・・・しばしお待ちを・・・(良かったら、時々ザルごとひっくり返してみても良いですが、頻繁すぎちゃダメです)

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④ふたを開けてみると・・・さっきのスレンダーなトップちゃんが、こんなに丸々太って、食べごろです。

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⑤この丸々したトップ原毛、熱いうちは触っちゃいけません。場合によってはフェルト化してしまうからです。
冷めたら、折りたたまれていたものをちょっと広げてみましょう。
オヤ!又こんなに幅広のシートに早代わり。

そのあとの調理方法は擦ってフェルトでも撚って紡ぎ糸?はたまた色水で煮て染織?いずれもご自由に。

※注意
実際に原毛は食べても美味しくありません。
このクッキングは、あくまでフィクションです。

しかし、扱いにくくてイライラしていたトップ原毛ですが、以前蒸気にあててふっくらさせよう~とあみ出して、ヤカンのお湯を沸かしてやっていたのですが、量が多かったのでザルで蒸す方法を試してみたところばっちり!

2005/10/27

フエルトの経過

不織布ではなく織布を作らなくちゃ~と思いつつ、不織布をいろいろと試しています。
Photo Hosted at Buzznet.comずっと前からはまっているのは、織布にフェルトを合体させる。この写真はダブル・ガーゼに薄くフェルトを絡ませている。きっちり織られたウール素材よりもガーゼや綿レースは羊毛が絡んでくれるので楽しい。
Photo Hosted at Buzznet.comもうひとつ、はまり始めたのは「柔らかいフェルト」。良くあるフェルトの”がっつり”したのがどうしても気に入らず・・・。今までは普通に縦~横~って重ねてシャカシャカとフェルト化させていたのだけど、一方向だけでフェルト化させるとふかふかで「あ~、これこれ!」という大好きな質感に出来上がる。しかし、フェルト化はあくまで絡み合わせて平面を作るのが目的で、縦+横でないとフェルトの意味がなさない。 というのは、1方向だけだと見た目はフェルトなのだけど、横方向の力に弱い。「あたりまえじゃ~ん」と思われるかもしれないけど、やったことが無い人はまずは1方向の繊維でフェルトを作ってみてください。超~気持ちのいい布が出来るから!
で、今の研究課題は1方向繊維でも横伸びしない方法というものをつくること。ちなみに、フェルトの素材はメリノとロムニー。
それと、これが簡単に出来たら楽しいな~というのが、フェルト・ヤーン。そんな言葉があるのかどうか知らないけど、スライバー(またはトップ)の原毛をちょっと石鹸水につけてしっとりさせたら、紡ぐときのように、ちょっと伸ばしてみて細く長くする。それを手のひらでモミモミと一本ずつフェルト化させる。しいて言うならばカウチンの糸みたいな無撚糸でフェルト化しているからもう少しポッコリした風合い。干すと「手延べうどんですか?」みたいなんだけど、この糸がかわいくて、たくさん使いたいのだけど手のひらが痒くなるんだよね、これやっていると。上の青いのもこれで作ったんだけど、フェルト化が甘かった。だれか、こんな糸の簡単な作り方を知っている人はいませんか?

2005/10/23

羊毛

週末に近くの仕立て屋さんの駐車場でフリマが開催されます。そちらに参加予定なのですが、使い古したもので出すのがないのでせっせとフェルト製品を作成しているのですが、、、
どうも私に『シンプル』とかいう言葉はないようで、結局は刺繍したり他素材と組み合わせて『私』なものが出来上がっている。
そんなわけで、化繊のファー(ぬいぐるみにするヤツ)も手作りのフェルトとコラボっている。そして、やっぱり、思いのままに気の向くまま手を動かす。

2005/10/16

そろそろ20年

「羊の魅力にみせられて20年です」という文章を読んだ。へ~!すごいな~、20年かぁ!20年続けられることってやっぱりすごいよな。(私の通っていた予備校もこの春20周年を迎えました)私は20年前何やっていたかな~。
・・・はっ。怖いことに気がついてしまいました。大学で、布のコースを選択したのは20歳のときであり、実際には1年生の頃からそっちへ進もうと思っていた事を考えると・・・えぇ、糸仕事に携わって10数年。あとちょっとで20年に手が届きます。
きゃ~怖い。そして、そのわりに作品数が少ない自分にがっくり。失われた5年間を取り戻そう!